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エンゼルス、通算80勝右腕ケイヒル獲得 1週間で先発2投手を補強、新ローテ形成へ

2018/12/21

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 ロサンゼルス・エンゼルスは20日(日本時間21日)、オークランド・アスレチックスからフリーエージェント(FA)となっていたトレバー・ケイヒル投手と契約合意に至ったことを発表した。
 
 米公式サイト『MLB.com』によると、エンゼルスとケイヒルは、年俸900万ドル(約10億円)の単年契約で合意。150万ドル(約1億6000万円)が出来高としてつく見込みだ。
 
 ケイヒルは、2009年にアスレチックスでメジャーデビュー。いきなり2桁勝利を挙げて頭角を現すと、翌10年には18勝をマーク。デビューから5年間で61勝を積み上げる活躍をみせていた。
 
 近年は不調や故障などで成績が下降。先発登板の機会が減少し、リリーフ投手としての起用もされるようになった。しかし、今季7年ぶりに古巣アスレチックス復帰を果たすと、20試合に先発し、7勝を挙げる活躍。チームのポストシーズン進出に大きく貢献した。
 
 エンゼルスは18日(同19日)に、同じくFAとなっていたマット・ハービー投手と契約合意に至るなど、先発投手の補強を続けている。来季の先発ローテーションは今季より充実したものになりそうだ。
 
 ローテーション入りが予想される5選手は以下の通り。※成績は今季のもの
 
・タイラー・スキャッグス 24試合、8勝10敗、防御率4.02、129奪三振

・ハイメ・バリア 26試合、10勝9敗、防御率3.41、98奪三振

・トレバー・ケイヒル 21試合、7勝4敗、防御率3.76、100奪三振

・アンドリュー・ヒーニー 30試合、9勝10敗、防御率4.15、180奪三振

・マット・ハービー 32試合、7勝9敗、防御率4.94、131奪三振
 
 新加入のハービーとケイヒルは、ともに近年故障が多く、ヒーニー、スキャッグス、ハービーの3投手は過去に靭帯再建手術(通称トミー・ジョン手術)の経験がある。そのため、いかに先発投手の負担を減らしていくかが、ローテーション維持の鍵となりそうだ。
 
 今季2桁勝利を挙げた投手がバリア1人で、チームもアメリカン・リーグ西地区4位に沈んだエンゼルス。実績ある投手たちの加入で、来季は順位浮上もありそうだ。