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大谷、新人王獲得! ”二刀流”で快挙、日本人選手はイチロー以来17年ぶり

2018/11/13

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 メジャーリーグの今季最優秀賞新人賞(新人王)が12日(日本時間13日)に発表され、アメリカン・リーグはロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平投手が選ばれた。日本人選手としては、現在シアトル・マリナーズ会長付特別補佐を務めるイチロー外野手以来、17年ぶりの快挙となった。米公式サイト『MLB.com』が同日、報じた。
 
 最優秀賞新人賞は全米野球記者協会所属の記者30名の投票によって決定され、1位票:5点、2位票:3点、3位票:1点の総得点での争いとなる。
 
 今回の投票の結果、ア・リーグからは大谷、ナショナル・リーグからはアトランタ・ブレーブスのロナルド・アクーニャJr.が選出された。同賞を日本人選手が獲得するのは2001年のイチロー(当時マリナーズ)以来。
 
 大谷は今季投手として10試合に登板し、4勝2敗、防御率3. 31、51回2/3を投げ63奪三振の成績。故障でフルシーズンは投げることができなかったが、160キロ超の直球を武器に活躍した。
 
 打者としては104試合に出場し、打率.285、22本塁打、61打点、10盗塁の成績。特にセンター方向への本塁打が多数を占めるなど、メジャーでも優れた長打力をみせていた。
 
 大谷が今季達成した50投球回&15本塁打は元ニューヨーク・ヤンキースのベーブ・ルースに次いでメジャー史上2人目の快挙。投打に活躍した”二刀流”が新人王を勝ち取った。
 
 ナ・リーグの新人王に選ばれたアクーニャJrは111試合に出場し、打率.293、26本塁打、64打点、16盗塁の成績。20歳ながら今季メジャー初昇格を果たし、攻走守全てに優れた活躍でブレーブス5年ぶりの地区優勝に大きく貢献。メジャー史上最年少となる5試合連続本塁打や3試合連続先頭打者本塁打を記録するなど印象度でも抜群だった。
 
 昨季新人王を受賞したヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手とロサンゼルス・ドジャースのコディ・ベリンジャー内野手は今季もそれぞれ活躍をみせた。今回受賞した大谷、アクーニャJr.をはじめ、活躍した新人選手の2年目のジンクスに負けない飛躍に期待だ。