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【MLB】メジャー挑戦の元NFL選手ティーボウ 初の野球シーズンが終了 本塁打数はジョーダン氏を超える

2017/09/05

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Getty Images



 アメリカンフットボールのプロリーグNFLから、メジャーリーガーを目指し挑戦を続けてきたニューヨーク・メッツ傘下のティム・ティーボウ外野手の初の野球シーズンが3日(日本時間4日)に静かに終わった。
 
 今季はA級でシーズンを開幕したティーボウは、まさかの人生初のマイナーリーグの公式戦で初本塁打。生まれ持ったスター性を見せつけた。しかし、その後はチームの観客動員数には貢献するが、打撃成績では低調が続いた。
 
 6月後半には突然、アドバンスドA級への昇格が発表されたティーボウ。A級での成績は打率.220、3本塁打、23打点だった。ティーボウは昇格後2戦目で初本塁打を放つと、7月半ばにかけて12試合連続安打を記録。周囲を驚かせた。
 
 その後、8月に入り、一気に不調に陥る。8月1日から18日にかけて、59打数6安打、打率.102の成績。シーズン終盤には持ち直すが、アドバンスドA級の成績を打率.231、5本塁打、29打点として初のマイナーのシーズンを終えた。
 
 今季のマイナーリーグを合わせた数字は126試合に出場、430打数97安打、打率.226、8本塁打、52打点、43四球、2盗塁、126三振で、パワーは見せたがコンタクトに課題が残るシーズンとなった。
 
 また、マイナーでの8本塁打は、クラスは異なるがマイケル・ジョーダン氏が94年にダブルA級の127試合で残した3本塁打を超えていることも話題となった。ちなみに盗塁数では30盗塁を記録したジョーダン氏に軍配が上がっている。
 
 恐らくニューヨーク・メッツはティーボウを昇格させず、秋季リーグのロースターにも選ばれていないので、彼の今季の野球シーズンはこれで終了となる可能性が高い。しかし、本人は来季もメッツ傘下でプレーをしてMLBへの昇格を目指す予定だと『ニューヨーク・ポスト』のインタビューで語っている。
 
 一方で、今年の残りは前職の大学フットボールの解説者に戻る予定で、忙しいオフシーズンを過ごすこととなるティーボウ。来季、さらに進化した姿を見せてくれることを期待したい。