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【MLB】イチロー、43歳での開幕ロースター入りはコローンと並び現役最年長。42歳の上原も全体2位に

2017/04/05

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米国「Foxスポーツ」の特集で、各球団の開幕ロースター入りした選手で、最年長の選手を紹介する特集が組まれている。
 
 現在43歳であるマイアミ・マーリンズのイチロー外野手、アトランタ・ブレーブスのバートロ・コローン投手が、今季、開幕ロースター入りした選手の中で最年長となった。
 
イチローは4番目の外野手として開幕ロースター入りを果たしたが、開幕戦では出場機会がなかった。しかし、イチローが担っている役割は大きく、代打、守備走塁の切り札、緊急事態の際のバックアップなど、幅広い場面での起用が想定される。
 
 もう一人の最年長選手であるコローンは、通算233勝を誇る先発投手であり「ビッグ・セクシー」の異名を持つ人気選手だ。人気だけでなく実力も健在で、昨季も15勝を上げ、5年連続の2ケタ勝利をマークするなど現役バリバリだ。
 
全盛期は160キロ台の速球が武器の投手だったが、現在は最速150キロ付近に球速が低下。それを機に速球派から技巧派への転身を遂げ、大成功を収めている。今季も緩急をつけた投球で、得意のツーシームを最大限に活かす投球が期待出来る。
 
 また、42歳であるシカゴ・カブスの上原浩治投手もMLB全体で2番目に年長である。
上原は今季でMLB9年目となり、19年目のシーズンを迎えている。現地2日に行われた試合では、1回を1安打無失点と、新天地での初登板を貫禄の投球術で切り抜けた。今年も抜群の制球力、直球、スプリットを活かし、ブルペンの柱となることが期待されている。
 
 MLBでも傑出した実績、実力を持つ3名の力は、まだまだチームや球界全体に必要だ。かつて千葉ロッテマリーンズに在籍していたこともある、キャリアが非常に長かったフリオ・フランコ氏のように、50歳近くまで息長くプレーを続けることは出来るだろうか。