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プレミア12、米国はトッププロスペクトとベテランのミックスチーム。オリックスのディクソンも選出【アメリカ代表2019メンバー一覧】

2019/11/04

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 メジャーリーガー不在、ジョー・ジラルディ氏の監督辞退という一件をとっても、今大会への本気度という点では日本や韓国といった国に劣る印象があるアメリカ。だが、同様の状況だった前回大会でも準優勝に輝くなど、野球王国としての底力は傑出している。ビッグネームはいなくとも、今大会も不気味な存在となることは間違いない。
 
 NPB組からブランドン・ディクソン投手(オリックス・バファローズ)が選出された。日本球界7年目という34歳の右腕は、今季クローザーという新境地も開拓した。侍ジャパン対策、日本を熟知しているという点でもチームの力になるだろう。また、若い投手が多い中において、MLB通算68勝という36歳の左腕クレイトン・リチャード投手の存在は大きい。
 
 そして、このチームには注目の若手が多く含まれている。中でも、米公式サイト『MLB.com』選出のプロスペクトランキングの50位以内にランク入りしている4選手に注目したい。ロサンゼルス・エンゼルスのNo.1プロスペクト(全体5位)のジョー・アデル外野手は5ツールプレーヤーの呼び声が高い20歳。シカゴ・ホワイトソックス傘下のアンドリュー・ボーン内野手(同21位)は21歳の長距離砲。アトランタ・ブレーブス傘下のドリュー・ウォーターズ外野手(同23位)は俊足巧守が売りの20歳。そしてフィラデルフィア・フィリーズ内のランク1位(全体34位)という強打のアレク・ボーム内野手だ。
 
 またメジャー未経験の27歳、マーク・ペイトン外野手(オークランド・アスレチックス傘下)は、今季3Aのパシフィックコーストリーグで、打率.334、30本塁打、97打点、OPS1.053という好成績を残しており、このチームの主軸となりそうだ。
 
 ビッグネームこそいないが、有望な若手とベテランを要所にミックスさせ、今大会も上位進出を虎視眈々とうかがっているアメリカ。日本のファンは、野球の母国の底力を再び目の当たりにすることになるのであろうか。
 
 
アメリカ代表試合日程
11月2日 vsオランダ
11月3日 vsメキシコ
11月4日 vsドミニカ共和国
(日程は全てメキシコ時間)
 
【表】プレミア12、各グループ組み合わせ・日程一覧

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