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【速報】天理、健大高崎を降しベスト8。193センチ右腕・達孝太が“打撃破壊”打線を2安打完封<6日目・第3試合(2回戦)結果>【春の選抜高校野球2021】@甲子園

2021/03/25

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<第6日 第3試合 2回戦 ●健大高崎 0―4 天理〇>(25日、阪神甲子園球場)
 
 第93回選抜高等学校野球大会は25日、阪神甲子園球場で第6日を迎え、第3試合では健大高崎(群馬)と天理(奈良)が対戦。天理の長身エース達孝太が、9回8奪三振完封の圧巻投球をみせ、準々決勝進出を決めた。
 

 
 初回、天理は健大高崎先発の野中駿哉に対し、1番・内山陽斗、2番・木下和輔の連打でいきなり無死一、二塁のチャンス。さらに3番の内藤大翔のレフト前への適時打で1点を先制。野中の立ち上がりを攻め、3連打で先取点を挙げた。
 
 さらに2回、2死から達が内野安打で出塁すると、盗塁の間に悪送球があり一気に三塁へ。そして達の女房役である9番・政所蒼太がセンターへ抜けるタイムリーを放ち、バッテリーで貴重な追加点を挙げた。
 
 ここからは投手戦の様相を呈する。

 6回まで1安打ピッチングで“打撃破壊”の強力・健大高崎打線に付け入る隙を与えない達。対する健大高崎は3投手の継投で、6回まで序盤の2点以外は0で抑えた。
 
 膠着状態となっていた試合が動いたのは7回。次に得点を挙げたのは再び天理だった。先頭の政所が安打で出塁すると、1死から木下がチーム10本目の安打で一、二塁とチャンスを広げる。そして、2死一、二塁から、天理の4番・瀬千皓が高めの変化球を捉えると、2点適時二塁打となった。
 
 4点のリードをもらった達は、7回以降も危なげない投球で健大高崎を制圧。許した安打は4回と8回の2本のみ。計8三振を奪う快投で、強力打線を封じ込めた。
 
勝利した天理は、28日に予定されている準々決勝・第1試合で、仙台育英(宮城)と対戦予定。しかし、この日の第2試合で、エース伊藤樹を温存した仙台育英に対し、2試合続けて9回を投げきった達の疲労は懸念されるところだ。
 
 
トーナメント勝ち上がり表