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【速報】京都国際、柴田との初出場校対決を制し2回戦進出。3番・中川勇斗が延長10回に殊勲打<5日目・第2試合(1回戦)結果>【春の選抜高校野球2021】@甲子園

2021/03/24

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<第5日 第2試合 1回戦 ○京都国際 5-4 柴田●>(24日、阪神甲子園球場)
 

 
 第93回選抜高等学校野球大会は24日、阪神甲子園球場で第5日を迎え、第2試合では京都国際(京都)と柴田(宮城)が対戦。延長戦までもつれた試合は、京都国際が1点差で制して2回戦進出を決めた。

 甲子園初出場校同士の対決は、昨秋近畿大会ベスト4の京都国際が、粘る柴田を振り切った。
 

 先制点は、初回に生まれた。1回表1死一、二塁のピンチを無失点で切り抜けた柴田はその裏、先頭の1番・我妻秀飛外野手が中安打で出塁。四球と犠打で1死二、三塁とすると、4番・菅野結生内野手の打席間に暴投で先取点、菅野は中堅への適時打を放ち、柴田が2点を先行した。
 

 対する京都国際は3回、先頭の2番・松下恵富外野手、続く3番・中川勇斗捕手の連続安打で無死一、二塁のチャンスを作った。しかし4番の森下溜大投手は4-6-3の併殺打、5番の辻井心内野手は右飛に倒れ、得点を返すことはできなかった。
 

 2回以降は柴田の谷木亮太投手、京都国際・森下の両先発が、粘りの投球を披露。走者を背負いながらも得点を許さず、スコアボードに0を並べた。
 

 試合は、7回に大きく動く。前の回からマウンドに上がった6番・平野順大投手が無死から四球を選ぶと、7番の金田大記内野手の打球は、三塁手の野戦を誘って一、二塁。8番・後藤陸斗外野手の投犠打もバントヒットとなり、満塁の絶好機を迎えた。1死後に1番・武田侑大内野手のするどい当たりは中堅へ。この打球に中堅手がダイビングキャッチを試みるも及ばず、打球が外野を転々とする間に一塁走者まで生還。走者一掃の適時三塁打で一気に逆転した。
 

 柴田はその裏、先頭の9番・谷木が左安打、続く1番・我妻のセーフティーバント成功と悪送球で一、三塁と同点のチャンスを作った。2番の横山隼翔内野手は6-4-3の併殺打で2死三塁の局面となったが、四球を挟んで4番・菅野が左翼へ適時打を運び、すぐさま同点に追いついた。
 

 さらに柴田は9回、無死から先頭の2番・横山が右翼線への二塁打を放ち、サヨナラの走者を得点圏へ。しかし、このピンチを京都国際の平野が凌ぎ、試合は延長戦に突入した。
 

 京都国際は10回、先頭の1番・武田が四球、2番の松下が送ってスコアリングポジションに進めると、3番・中川が一、二塁間を破る適時打を放って再び勝ち越し。さらに一、二塁から5番・辻井の適時二塁打が飛び出し、リードを2点に広げた。
 

 後がない柴田はその裏、無死から6番の沼田大輔内野手が一塁線を破る二塁打でチャンスメイク。1死から代打・佐藤琳空が適時打を放って1点差に。なおも2死二、三塁としたが、反撃は及ばず。京都国際が大接戦を制した。
 

 敗れた柴田は、京都国際の6安打を大きく上回る14安打を放ったが、甲子園初勝利を手にすることはできなかった。勝利した京都国際は次戦、東海大菅生(東京)と対戦する。

 
 
トーナメント勝ち上がり表