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【速報】東海大相模、東海大甲府との系列校対決制し2回戦進出。主将・大塚瑠晏が殊勲打<2日目・第3試合(1回戦)結果>【春の選抜高校野球2021】@甲子園

2021/03/20

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<第2日 第3試合 1回戦 ●東海大甲府 1-3 東海大相模○>(20日、阪神甲子園球場)
 

 
 第93回選抜高等学校野球大会は20日、阪神甲子園球場で2日目を迎え、第3試合では東海大甲府(山梨)と東海大相模(神奈川)が対戦。東海大相模が延長11回の激戦を制し、2回戦へ駒を進めた。

 昨秋の関東大会2回戦の再現となった“東海大対決”は延長戦へ。手に汗握る1点差ゲームの末、神奈川の名門がリベンジを果たした。
 
 東海大甲府のマウンドには、エース左腕の若山恵斗投手が上がって三者凡退。対する東海大相模は背番号の18の石川永稀投手が先発し、3番・木下凌佑外野手に死球を与えるも無失点とし、両投手が上々の立ち上がりを見せた。
 
 先にチャンスを作ったのは、東海大甲府だった。2回には2死一、二塁、3回には二死満塁の絶好機を迎えたが、6番の後藤紘和内野手が遊飛。あと一本が出ずに先制はならなかった。
 
 対する東海大相模は3回裏、1番・門馬功外野手が右翼への安打で出塁。2番の大塚瑠晏内野手は二ゴロ、3番の小島大河捕手は四球で1死一、二塁としたが、4番・柴田疾内野手は投併殺打に打ち取られ、こちらも先制のチャンスを逃した。
 
 以降は両投手の好投、東海大甲府・中澤空芽内野手、東海大相模・大塚の両遊撃手をはじめとした守備陣の好守もあり、締まった試合展開。前半戦を0-0のスコアレスで折り返した。
 
 東海大相模は6回、先頭の8番・小平直道外野手が安打で出塁。9番・石川の打席間にボークとワイルドピッチで無死三塁と大きなチャンスを作った。しかし、石川は二ゴロ、1番の門馬が見逃し三振に倒れて2死。2番の大塚は右飛に打ち取られ、無得点に終わった。
 
 均衡が破れたのは7回だった。東海大相模は、1死から4番の柴田、5番の百瀬和真内野手が連打を放つと、6番・加藤勇哉外野手の二ゴロでともに進塁。2死二、三塁と場面が変わり、7番・綛田小瑛内野手の打席間にパスボールで三塁走者が生還し、思わぬ形で待望の先取点を奪った。
 
 しかし、東海大甲府がすぐさま追いつく。8回に先頭の1番・猪ノ口絢太外野手が中安打で出塁。2番の桑島里人内野手はセーフティーバントを成功させると、1死二、三塁と場面は変わり、4番・久井竣也内野手の打球は三遊間を破った。三塁走者が生還して同点、さらに二塁走者もホームを狙ったが、左翼を守る門馬の好返球でタッチアウト。一気に逆転とはならなかった。
 
 9回表の東海大相模の攻撃は、走者を出すも無得点。その裏のマウンドには、エース左腕の石田隼都投手が上がった。その石田は、東海大甲府打線を三者凡退。試合は延長戦へ突入した。
 
 東海大相模は延長11回、1死から1番の門馬が二塁打を放つと、2番・大塚の一、二塁間を破る安打でホームを陥れ、勝ち越しに成功。3番・小島も左翼線への二塁打で続き、2点リードとした。
 
 後がない東海大甲府はその裏、3番からの好打順だったが、石田に対して連続三振で2死。5番・中沢は中安打を放ち意地を見せたが、後続は続けず、試合終了となった。東海大相模は石川、石田の継投でわずか1失点。東海大甲府は、若山が延長11回を投げ切る熱投を見せた。

 
 
トーナメント勝ち上がり表