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【速報】天理、宮崎商業を破り2回戦へ。長身右腕・達孝太が9回161球完投勝利<2日目・第1試合(1回戦)結果>【春の選抜高校野球2021】@甲子園

2021/03/20

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<第2日 第1試合 1回戦 〇天理 7―1 宮崎商●>(20日、阪神甲子園球場)
 
 第93回選抜高等学校野球大会は20日、阪神甲子園球場で第2日を迎え、第1試合では天理(奈良)と宮崎商(宮崎)が対戦。天理が6点差で宮崎商を破り、2回戦進出を決めた。
 

 
 長身右腕・達孝太を擁する天理と52年ぶりの選抜切符を手にした宮崎商。第2日も第1試合から好ゲームを展開した。

 先制したのは天理。2回、先頭の4番・瀬千皓が三塁へ強襲の内野安打で出塁。その後1死から併殺崩れで、一塁走者の瀬に代わって打者走者の杉下海生が塁に残る。その杉下が、木下和輔の打席で盗塁を試みると、天理の捕手・平松諒真の悪送球を呼び、一気に三塁を陥れる。そして2死三塁から、木下が右中間への適時三塁打。さらに続く達も安打で続き、この回2点を挙げた。
 
 しかしその後は、支配的な投球を見せる達に対し、宮崎商のエース・日高大空も高い安定感をみせ、ハイレベルな投手戦を展開。6回までともにスコアボードに「0」を刻み続けた。
 
 試合が大きく動いたのは7回、追加点を奪ったのは天理だった。2回と同様に、4番の瀬が安打で出塁。またも1死から併殺崩れで杉下が一塁に残ると、再び盗塁を決め、2死二塁の好機を演出。エラーと四球で満塁とすると、9番・政所蒼太がレフトへの2点タイムリー。さらに1番・内山陽斗も2点適時二塁打を放ち、この回一挙4得点。6-0と宮崎商を大きく突き放した。
 
 反撃したい宮崎商はその裏、西原太一が四球を選び先頭打者が出塁。続く水谷圭佑がエンドランで、無死一、三塁とチャンスを拡大させる。しかし、達の前に、後続が空振り三振、浅い左飛、見逃し三振に倒れ、得点を挙げることができなかった。
 
 8回、天理は、日高から代わった長友稜太からさらに1点を挙げ7-0に。その裏、球数が130球を超えた達に対し、1死一塁から宮崎商の主将・中村碧人がセンターオーバーの適時三塁打を放ち一矢報いる形となったが、反撃はここまでだった。
 
 7-1で勝利した天理は次戦、3月24日の第3試合で、群馬の健大高崎と対戦する予定。先発の達は、9回6安打完投勝利。2回戦以降にも期待を抱かせる内容だった。
 
 

トーナメント勝ち上がり表