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【甲子園交流試合】帯広農、健大高崎破り21世紀枠5年ぶりの勝利 エース井村塁が7回1失点の好投で勝利呼び込む

2020/08/16

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<第1試合 ○帯広農 4-1 健大高崎●>(16日、阪神甲子園球場)
 

 
 阪神甲子園球場で開催されている甲子園交流試合は16日に5日目を迎え、第2試合で21世紀枠の帯広農(北北海道)と健大高崎(群馬)が対戦。4-1で帯広農が勝利を収めた。
 
 帯広農は2回、1死から5番・水上流暢外野手(3年)が四球を選ぶと、6番・菅結汰外野手(3年)、7番・村中滉貴捕手(2年)が連続安打で満塁のチャンスを迎えた。その後2死満塁となり、9番・谷口純也外野手(2年)が一、二塁間を破る2点適時打を放ち先制。健大高崎の先発左腕・下慎之介投手(3年)から幸先よく2点を奪った。
 
 対する健大高崎は直後の2回裏、1死から6番・古滝友哉外野手(3年)が右翼への三塁打でチャンスメイク。後続の三ゴロで三本間に挟まれ、2死二塁と場面が変わるも、8番・戸丸秦吾捕手(3年)が左翼フェンス直撃の適時二塁打を放ち、帯広農の先発右腕・井村塁投手(3年)から1点を返した。
 
 直後の3回、帯広農は先頭の2番・佐伯柊内野手(2年)が投手への内野安打で出塁すると、1死後に二盗と悪送球で走者は三塁へ。4番・前田愛都内野手(3年)の意表を突くスクイズが成功し、再び2点差とした。
 
 帯広農は4回裏1死一、二塁のピンチを無失点で凌ぐと、直後の5回、この回からマウンドに上がった健大高崎2番手右腕・長谷川秀投手(3年)の代わり端を攻めた。安打と犠打で1死二塁のチャンスを作ると、2番・佐伯が中前適時打を放ち、鮮やかな攻撃で1点を追加。4-1と帯広農が3点リードで前半戦を終えた。
 
 以降は両チームの投手陣が踏ん張り、無得点の展開が続いた。
 
 反撃に転じたい健大高崎は7回、この回に右翼手からマウンドに上がった水上に対して、連続失策で無死一、二塁のチャンスを迎えた。しかし後続が凡退、牽制死で無得点。ミスにつけ込むことはできなかった。
 
 健大高崎は、後がない9回2死から8番・戸丸が中安打を放ち意地を見せるも、後続が続かず試合終了。4-1で帯広農が試合を制し、21世紀枠としては2015年に出場した松山東(愛媛)以来、5年ぶりの勝利を挙げた。