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【甲子園交流試合】国士舘が接戦で21世紀枠の磐城を下す 1番・水村颯一郎が3安打2打点の活躍

2020/08/15

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<第2試合 ●磐城 3-4 国士舘○>(15日、阪神甲子園球場)
 

 
 阪神甲子園球場で開催されている甲子園交流試合は15日に4日目を迎え、第2試合で21世紀枠の磐城(福島)と国士舘(西東京)が対戦。4-3で国士舘が勝利を収めた。
 
 先制点を奪ったのは21世紀枠の磐城。ピンチを防いだ直後の2回、国士舘の先発右腕・中西健登投手(3年)から四球2つと安打で無死満塁の絶好機を作ると、7番・首藤瑛太内野手(2年)の併殺打の間に1点を先制した。なおも2死三塁から続く8番・沖政宗投手(3年)が中堅へ適時打を放ち追加点。この回2点を挙げた。
 
 追いかける国士舘は3回、連続安打で無死一、三塁とすると、9番・門田朋也外野手(3年)がセーフティースクイズ。これが一塁悪送球を誘い1点を返すと、続く1番・水村颯一郎外野手(3年)の右安打で2点を追加し、逆転に成功した。
 
 以降は両チームの投手が要所を締める投球で無失点。3-2と国士舘1点リードで前半を折り返した。
 
 6回表の磐城は、1死から3番・市毛雄大内野手(3年)の中安打と二盗で走者を得点圏へ。その後2死一、二塁となり、6番・草野凌内野手(3年)の中安打で二塁走者の市毛が本塁へ突入。捕手のタッチを交わす好走塁で、3-3の同点に追いついた。
 
 しかし直後の6回裏、国士舘は無死から連続安打で一、三塁のチャンスを作ると、5番・斎藤光瑠外野手(3年)が左翼へ犠飛を放ち、再度逆転に成功した。
 
 国士舘は、7回裏にも安打と盗塁で無死二塁と追加点のチャンスを迎えると、打席の1番・水村は一、二塁感を破る右安打を放ち、二塁走者が本塁突入。しかし、代打から試合に出場した右翼手・樋口将平外野手(3年)の好返球で憤死とし、無得点で攻撃を終えた。
 
 ピンチを耐え忍んだ磐城は8回表、3番・市毛は内野安打、4番・岩間涼星捕手(3年)は意表を突くセーフティーバントを成功させ、無死一、二塁のチャンスを作った。しかし後続がバント失敗、併殺打に倒れ、同点とはならなかった。
 
 同点に追いつきたい磐城は、9回2死から9番に入った樋口がこの日2本目となる左安打で出塁し、粘りを見せる。しかし後続が倒れ、試合終了。4-3で国士舘が緊迫した接戦を制した。