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全日本大学野球選手権決勝 早稲田大強力打線が流通経済大エース生田目に打ち勝つ

14日、神宮球場で第64回全日本大学野球選手権決勝が行われ、早稲田大-流通経済大が激突し、8-5で早稲田大が3年ぶり5度目の優勝を果たした。

2015/06/15

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来年以降に期待が高まる流通経済大

 試合後、主将の河原右京(大阪桐蔭高・4)は「新チームから目標にしていたので本当に嬉しい。序盤は点がとれなくて苦しかったけど、逆転するという強い気持ちでいました。焦りはなかったと言うと嘘になりますが、後半たたみかけることを考えていました。新チームになったばかりの頃は周りから弱いと言われてそれが悔しくて見返してやろうと思っていました」とこれまでの苦労を思い出すように涙しながら話した。

 2試合195球を投げ切った生田目は「悔いはないです。投げていて股関節と肘の張りがあってテーピングをしていました。7回にファーストゴロで打ち取ったと思った打球がイレギュラーでヒットになって向こうに流れがいっていたと感じました。徐々に集中力が切れて痛みが増していって、自分で代えてほしいと言いました」と試合を振り返った。

 早稲田大の高橋広監督も延長18回を覚悟するほど、生田目攻略は難しいと見ていた。「投げっぷりの良いピッチャー。昨日の連投の疲れがあるから勝機は2・3点で逃げ切ると予想していた。非常に苦しい展開だったけど、ピッチャーがよくしのいでくれた」と継投で逃げ切ったピッチャー陣をねぎらった。
「早稲田大は、早慶戦、リーグ戦、全日本の3つを勝たないといけない」と伝統校ゆえのプレッシャーの中で戦っていた。

 早稲田大が伝統と東京六大学の誇りをかけて優勝をつかんだが、流通経済大はエース生田目、4番の笹田筆頭に3年生が多い若いチーム。来年、初の日本一が手の届くところまできている。

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