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宇部鴻城、宇和島東にリード許さず7年ぶり聖地1勝 背番号「8」岡田佑斗が2ラン&147球12K完投【全国高校野球】

2019/08/12

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長打あり単打あり、追い上げられても主導権渡さず

 
<第7日 第1試合 2回戦 ○宇部鴻城 7―3 宇和島東●>(12日、阪神甲子園球場)
 
 第101回全国高校野球選手権大会は12日に7日目を迎え、第1試合では7年ぶり2回目出場の宇部鴻城(山口)と9年ぶり9回目出場の宇和島東(愛媛)が対戦。宇部鴻城が一度もリードを許さず勝利し、3回戦進出を決めた。
 
 宇和島東・舩田清志(2年)と宇部鴻城の背番号「8」・岡田佑斗(3年)の両先発で始まった試合、先手を取ったのは宇部鴻城だった。2回、1死から池村健太郎(3年)がチーム初安打となる右前安打で出塁すると、2死から山本雄一朗(3年)も左前安打で続き一、二塁。ここで9番・河村勇飛(3年)が左翼線へ2点適時二塁打を放って先制した。
 
 一方、宇和島東は岡田のテンポの良い投球の前に2回まで無安打に封じこまれる。3回に2死から舩田がチーム初安打の中前安打を放って反撃ののろしを上げたが、後続が倒れて得点に繋ぐことはできなかった。
 
 宇部鴻城の打線は中盤に入ってもその力を発揮する。4回に1死二塁から河村勇が遊撃への適時内野安打を放つと、なおも走者を一塁に置いて岡田が右翼スタンドへ大会第15号となる2ラン本塁打を叩き込んで一挙3得点。5-0とリードを広げた。
 
 流れを渡したくない宇和島東は直後の攻撃で先頭の代打・小野智弘(2年)が中前安打を放つと、2死二塁から6番の赤松拓海(2年)の右前適時打で1点を返す。さらに続く5回には先頭の7番・兵頭仁(3年)が左中間スタンドへソロ本塁打を放って2-5と3点差に詰め寄った。
 
 グラウンド整備明けの6回、宇部鴻城は1死から岡田が右翼への二塁打で出塁。この後2死三塁となったところで、舩田の投球が痛恨の暴投となって岡田が生還し6点目が入った。
 
 再び4点差と引き離された宇和島東は、6回に2死走者なしから赤松、東海林佑亮(3年)が連続安打で一、二塁。さらに本塁打を打っている兵頭は四球を選んで満塁とチャンスを広げる。しかし、ここは岡田が小島壮太(3年)が遊飛に打ち取って宇和島東は大きなチャンスを生かすことができなかった。
 
 宇和島東は7回から舩田に代わって2番手として和田真虎(2年)が登板。舩田は左翼にまわる。宇部鴻城はこの和田に対して2死から池村が二塁打を放って送球間に三塁に進むも無得点。
 
 対する宇和島東は、先頭の舩田と続く阿部颯稀(3年)が連続安打で無死一、二塁とするが、舩田が牽制アウトとなって1死一塁にチャンスが萎む。この後犠打で2死二塁と得点圏に送るが、森田武尊(3年)が空振り三振に倒れてこちらも無得点に終わった。宇部鴻城の岡田はこれが10個目の三振となった。
 
 6-2で迎えた9回、リードする宇部鴻城は1死三塁から池村が左前適時打を放って1点追加。その裏の宇和島東は3本の安打を集め1死満塁のチャンスを作ったが、岡田がここを犠飛の1点に抑え、7-3で宇部鴻城が勝利。岡田は147球完投、13安打打たれながら12三振を奪う力投だった。宇部鴻城にとっては3回戦まで進んだ前回出場の2012年以来7年ぶりの甲子園1勝となった。