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高松商・香川卓摩、9回144球力投も及ばず 鶴岡東は竹花裕人の2ランで逃げ切る【全国高校野球】

2019/08/09

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<第4日 第4試合 1回戦 鶴岡東6―4 高松商>(9日、阪神甲子園球場)
 
 第101回全国高校野球選手権大会は9日に4日目を迎え、第4試合では鶴岡東(山形)と高松商(香川)が対戦。高松商の粘り強い反撃を振り切り、鶴岡東が2回戦進出を決めた。
 
 高松商は、春の選抜でも存在感を発揮した香川卓摩(3年)が先発。ほぼ毎回走者を背負いながらも4回まで鶴岡東打線を無失点に抑えた。一方打線も、石丸圭佑(3年)と岸本将翔(3年)の適時打で2点を先制。リードを保ったまま中盤戦へ突入する。
 
 しかし5回、ついに香川が鶴岡東打線につかまる。先頭の宝田健太(3年)に安打で出塁を許すと、犠打で1死二塁。1番の河野宏貴(3年)にレフトへの適時二塁打を許し、1点を返される。さらにデッドボールとフォアボールで2死満塁とさらにピンチを招くと、5番・丸山蓮(3年)に逆転の2点適時打を浴び、この回3点を失った。
 
 それでも粘り強く投球を続けて6回、7回とゼロで切り抜けた香川。だが8回に1点を失うと、9回は安打で出塁を許した走者を一塁に置き、2番・竹花裕人(3年)に左翼ポール直撃の2ランを被弾し、リードを4点に広げられた。香川は9回を投げ切り、144球、6失点の内容だった。
 
 香川の力投に応えたい高松商打線は、9回1死から大塚慶汰(3年)がしぶとく四球を選び出塁すると、3番・谷口聖弥(2年)が右中間を破る適時三塁打。さらに岸本の内野ゴロの間に谷口が生還し、点差を再び2点に縮めた。
 
 しかし、高松商の追い上げもここまで。鶴岡東の9安打を上回る計11安打を放った高松商だが、反撃及ばず、4-6で敗戦した。