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大垣日大、3本塁打で4年ぶり初戦突破 35年ぶり出場の東海大星翔は夏初勝利ならず【全国高校野球】

2018/08/08

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Kana Yamagishi



<第4日 第3試合 1回戦 ○大垣日大9―3東海大星翔●>

 第100回全国高校野球選手権記念大会は8日、阪神甲子園球場で第4日を迎え、第3試合では大垣日大(岐阜)が東海大星翔(熊本)を9-3で破り初戦突破を果たした。
 
 先に試合の主導権を握ったのは、35年ぶり出場で夏の甲子園初勝利を狙う東海大星翔。1死二、三塁から竹下翔悟(2年)の内野ゴロの間に1点を先制すると、なお2死三塁で岩井景登(2年)がタイムリー安打を放って2-0とした。
 
 一方の大垣日大は2回、先頭打者の小野寺優斗(2年)がライトスタンドへ放り込むソロ本塁打を放って反撃。しかし、直後に東海大星翔は相手の野選により1点を追加。再び2点差とした。
 
 3回も走者を置きながら得点を奪えなかった大垣日大だが、4回にようやく打線が繋がる。先頭の修行恵大(3年)が二塁打で出塁すると、その後も小野寺の安打、中山の死球で無死満塁。ここで7番の堀本洸生(3年)が東海大星翔の先発・山下朝陽(3年)から満塁本塁打を放って一気に5-3と逆転した。
 
 さらに大垣日大は6回、本塁打を打っている堀本に送りバントをさせて1死三塁のチャンスを作ると、続く日高敦貴(3年)が遊ゴロを打つ間に三塁走者が生還し6点目。そして、8回には小野寺がこの日2本塁打目となる3ラン本塁打を放って9-3と突き放した。
 
 追う東海大星翔は、8回に1死から連続安打で一、二塁とするも後続が併殺に倒れて無得点。地方大会でチーム打率3割以上をマークした打線がなかなか繋がらない。
 
 大垣日大は、先発・修行の後を受けて5回からリリーフした2番手の内藤圭史(2年)が8回まで無失点。9回も打者3人を完璧に抑えて、9-3で4年ぶりとなる初戦突破を決めた。