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大阪桐蔭、粘る作新学院を振り切り初戦突破 エース柿木が105球完投で春夏連覇へ好発進【全国高校野球】

2018/08/06

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Kana Yamagishi



<第2日 第2試合 1回戦 ○大阪桐蔭3―1作新学院●>
 
 第100回全国高校野球選手権記念大会は6日、阪神甲子園球場で第2日を迎え、第2試合では今春のセンバツを制した大阪桐蔭(北大阪)が作新学院(栃木)を3-1で下して初戦突破を果たした。
 
 大阪桐蔭は2回、1死三塁のチャンスから山田健太(3年)の犠飛で1点を先制。試合はその後、大阪桐蔭の先発・柿木蓮(3年)と作新学院の2番手佐取達也(3年)の投げ合いで1-0のまま緊迫した雰囲気に包まれた。
 
 柿木が5回から2イニング連続で3者凡退に抑えれば、佐取も再三のピンチを切り抜け、そのまま終盤に。8回、追加点が欲しい大阪桐蔭は、作新学院の3番手・林勇成(2年)から2死二塁のチャンスを作ると、4番の藤原恭大(3年)が右前へ痛烈なタイムリー安打。さらに打球をライトの横山陽樹(1年)が後逸する間に藤原が一気に生還し、この回2点を追加し3-0とした。
 
 援護をもらった大阪桐蔭の柿木だったが、9回に先頭から2者連続で安打を浴び無死一、二塁のピンチを背負う。ここで小田桐大(3年)を遊ゴロ併殺に打ち取って2死三塁としたが、4番の沖龍(3年)にタイムリー安打を浴びて2点差。さらに死球で一、二塁とピンチは続いたものの、最後は石井巧(2年)を左飛に抑えて粘る作新学院を振り切った。
 
 3-1で勝利を収め、初戦を突破した大阪桐蔭の柿木は105球で完投。2回以降8回まで7イニング連続で先頭打者を打ち取り、3者凡退は6度を数えた。
 
 一方の作新学院は、打線は初回のチャンスを逸するなど思うような攻撃ができなかったが、強打の大阪桐蔭に対して高い守備力が光り、最後まで試合を崩さず戦い抜いた。