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高知商、3度逆転の驚異的猛打で初戦突破「『楽しむ』をキーワードに選手がやってくれた」【全国高校野球】

2018/08/06

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<第2日 第1試合 1回戦 ○高知商14―12山梨学院●>
 
 第100回全国高校野球選手権記念大会は6日、阪神甲子園球場で第2日を迎え、この日の第1試合では高知商(高知)と山梨学院(山梨)が対戦し、12年ぶり出場の高知商が14-12の打撃戦を制し初戦突破を果たした。
 
 今年で創部100年を迎えた高知商は1-1で迎えた3回、2死二塁のチャンスで4番の藤高祐一郎(3年)がライトスタンドへ突き刺さる今大会第1号勝ち越し2ラン本塁打。さらに4回には乗松龍之介(3年)の3ラン本塁打などで一挙4得点。7-1と試合を優位に運んだ。
 
 しかし山梨学院もお返しとばかりにも猛打を発揮、5回に押し出し四球とタイムリー安打で2点差とすると、なおも満塁で4番の中尾勇介(3年)がセンターのバックスクリーン左へ逆転の満塁本塁打を放ち、9-7と逆転に成功した。
 
 その後両チーム点を取り合い、山梨学院が12-11とリードして迎えた7回裏、高知商の打線が再び繋がる。1死一、二塁から浜田麟太郎(3年)が左前タイムリー安打を放って同点とすると、さらに満塁から西村貫輔(1年)が初球を捉えて左前2点タイムリー安打。14-12と試合を三度ひっくり返した。
 
 終盤で2点リードを得た高知商は、先発のエース北代真二郎(3年)が最後まで1人で投げ抜き勝利。両チーム計30安打、26得点のノーガードの打撃戦を制して、前回出場の2006年以来12年ぶりに初戦突破を決めた。

 試合後、高知商の上田修身監督は激闘の末の勝利について「本当に嬉しい」と話し、「甲子園出場を決めてから、最後まで『楽しむ』というのをキーワードにしてきた。リードされても自分たちのやってきたことをやろうと言い続けてきた。それを選手たちがやってくれたので、それが勝利の要因」と最後まで食らい付いて勝利を目指した選手たちを称えた。また完投した北代について「県予選からずっと1人で投げて来てくれたので、何とか勝利の時にマウンドにいてほしかった」とエースに託した心情を語っている。
 
 一方の敗れた山梨学院の吉田洸二監督は「打たれ過ぎました。先発の垣越(建伸)はここまで最初から打たれたことはなかった。予想以上に相手打線がストレートに強かった。しかし野手は頑張って得点を取ってくれた」と粘り強く戦い抜いた選手たちを労っていた。
 
 勝った高知商は、2回戦で慶応(北神奈川)と第8日、第4試合で対戦することになっている。