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仙台育英、逆転サヨナラでベスト8進出! 大阪桐蔭、2度の春夏連覇の夢破れる【全国高校野球】

2017/08/19

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〇仙台育英 2-1 大阪桐蔭●
 
 第99回全国高校野球選手権大会の第11日(19日、甲子園球場)の第4試合は、仙台育英(宮城)が大阪桐蔭(大阪)に2-1でサヨナラ勝利。ベスト8に進出した。
 
 2回戦をロースコアの投手戦で制した両軍の戦いは、大阪桐蔭の先発柿木、仙台育英の先発長谷川の両投手が素晴らしい投球を披露する。
 
 3回裏に仙台育英はこの日初のチャンスを作るが、鈴木が内野に打ち上げる。しかし、三塁手と二塁手が捕球の際にぶつかり、ボールが弾かれるも、遊撃手の泉口が地面に落ちる前に捕球する珍プレーで仙台育英は先制ならず。
 
 試合は、両投手好投、バックの好守備にも助けられ、7回まで両軍ゼロ行進。緊迫した投手戦が続く。
 
 8回表に大阪桐蔭は1死からこの日2番に入っている山本が左翼線へ二塁打で久しぶりのチャンスメイク。続く清水が技ありのバッティングで左前に運び、大阪桐蔭が遂に均衡を破り、1点を先制する。
 
 8回裏に仙台育英は代打佐藤が右前安打で出塁し、代走の船木が二盗を試みるも、福井の素晴らしい送球で二塁アウト。しかし、2死から四球と死球で仙台育英はチャンスを作り、鈴木が三遊間を破る安打。二塁走者が本塁へ突っ込むが、ここを左翼手山本の好返球で本塁でタッチアウト。大阪桐蔭は大ピンチを0点でしのぐ。
 
 9回表に走者を出すが、併殺打で打ち取った仙台育英。9回裏は2死から杉山が出塁、二塁まで進み、四球で一二塁とする。若山の打球は遊撃へのゴロに打ち取られたが、一塁手が塁を踏めずにセーフ。満塁とすると、馬目が左中間を破る逆転サヨナラ打を放ち、仙台育英が大逆転でベスト8に進出した。
 
 負けた大阪桐蔭は史上初の2度の初夏連覇ならず。ここで夢破れた。