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史上初のナイター都大会決勝は早実が延長12回18-17でサヨナラ勝ち 早実・清宮が土壇場に規格外の2打席連続弾

2017/04/27

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 高校野球の春季東京都大会決勝の日大三対早実は27日に神宮球場で史上初のナイター開催。日本中から注目を浴びた試合は延長12回の乱打戦の末に早実が18-17でサヨナラ勝利した。
 
 初回に3番・桜井の適時打で先制し、6番・日置の3ラン本塁打で4点を先行した日大三だったが、1回裏に早実の4番・野村が2ラン本塁打で2点を返す。さらに3回裏に野村と小西の適時打で早実が同点に追いついた。
 
 早実は5回裏には野村がこの日2本目となる2点本塁打を放ち、6-4と勝ち越し。一方の日大三は3回から6回までは4回続けて三者凡退に倒れ、流れをつかむことができず。
 
 日大三は7回表に代打・溝口の二塁打でようやくチャンスを作ると、1番・井上、3番・桜井の適時打で6-7と逆転。試合をひっくり返す。
 
 しかし、早実は7回裏に6番・小西の中前適時打で同点にすると、7番・橘内が内角の球をうまく捉え左越えの勝ち越し適時二塁打で2点を勝ち越し。さらに代打・福嶋、9番・西田も適時打を放ち、この回一挙5得点で11-7と再逆転を果たした。
  
 逆転をされた日大三は8回表に6番・日置の適時打と相手のミスで3点を加え、11-10と1点差に迫る。
 
 しかし、8回裏にこの日無安打抑えられていた早実の3番・清宮が右翼スタンド上段へ完璧な2ラン本塁打を放ち、日大三を再度突き放す。
 
 日大三は9回表に先頭の3番・桜井のソロ本塁打で2点差とすると、1死満塁とし、相手の失策と暴投で同点。さらに、9番・溝口の右翼への犠飛で再度勝ち越しに成功。続く1番・井上も一塁線を破る適時打を放つと、代打・大塚の左中間への2ラン本塁打で9回表に一挙7点を獲得し、13-17とリードを広げる。

 9回裏に4点差を追いかける早実は四球と二塁打で無死二三塁にすると、2番・雪山が適時打。さらに、3番・清宮が2打席連続となる3ラン本塁打をバックスクリーン横中段に叩き込んで17-17の同点。続く、野村の安打からチャンスを作るが、併殺打でサヨナラならず。試合は延長戦へ突入する。
 
 11回表に日大三は、津原が無死から右翼フェンス直撃の三塁打でチャンスを作るも、得点ならず。その裏に早実も走者を出すが後続が続かずに無得点。
 
 そして、12回裏に四球と内野安打でチャンスを作ると、さらに満塁とし、1番・野田の右前サヨナラ打で18-17と試合を決めた。
 
 注目が集まった早実の清宮は6打数2安打2本塁打5打点、4番の野村が5安打2本塁打で5打点。一方の日大三の金成は6打数1安打だった。