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第9日は再戦2試合。福岡大大濠と健大高崎が勝利【第89回センバツ】

2017/03/28

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 第89回選抜高校野球大会第9日が28日、甲子園で行われた。
 
 この日は、福岡大大濠(福岡)対 滋賀学園(滋賀)、健大高崎(群馬)対 福井工大福井(福井)と引き分け再試合となった2つだ。
 
 1試合目は、26日に延長15回までプレーするも1-1と決着がつかなかった福岡大大濠と滋賀学園。再戦の末、5-3で福岡大大濠が勝利した。
 
 初回、滋賀学園の後藤が死球で出塁する。小浜は空振り三振も、後藤が盗塁に成功し1死二塁とチャンスを作る。ここで知念が左翼へタイムリーヒットを放ち、先制のホームを踏む。だが、裏に福岡大大濠が1死から平野が四球で出塁し、古賀から3連打で2-1と逆転する。
 
 2回には滋賀学園・中西のタイムリーで同点に追いつくも、福岡大大濠も1点を加え再び逆転に成功し3-2。その後、3、4回は両校とも三者凡退に収まった。
 
 試合が動いたのは5回。滋賀学園の田井が中堅へのヒットで出塁すると、中西がバントで送り1死二塁。すると小浜が左翼へタイムリーを放ち3度目の同点に追いつく。だが福岡大大濠も黙っておらず、古賀が打球を左翼スタンドへ放り込み5-3とまたも逆転する。以降、両校とも点を加えることなく、福岡大大濠に軍配が上がった。
 
 2試合目も、26日の試合で延長15回終了時点で7-7と決着がつかなかった健大高崎と福井工大福井の試合だ。再戦では福井工大福井を2安打に抑え、10-2で健大高崎が勝利を収めた。
 
 健大高崎が初回から猛攻を仕掛ける。先頭打者の安里が右翼へヒットを放つと、盗塁を決め無死二塁。小野寺は一ゴロに倒れるも、山下がタイムリーヒットを放ち1点先取する。渡口は左飛も、高山から3連打で3点を追加し、4-0となる。
 
 4回には、今井のタイムリースリーベースで1点、大柿のスクイズでもう1点を加え6-0。さらに、山下の満塁ホームランでダメ押しの4点を追加し10-0とリードを広げ、健大高崎が勝利を手にした。
 
 一方、福井工大福井は9回に島谷が死球、大森が四球で出塁すると、相手のミスを誘い1点を返す。さらに、近藤の遊ゴロの間にもう1点返すも、後続が倒れ黒星を喫した。
 
 第10日(29日)は履正社(大阪)対 盛岡大付(岩手)、報徳学園(兵庫)対福岡大大濠(福岡)、健大高崎(群馬)対 秀岳館(熊本)、東海大福岡(福岡)対大阪桐蔭(大阪)の4試合となっている。