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開幕戦から延長12回の熱戦。呉、履正社、智弁学園が2回戦へ【第89回センバツ】

2017/03/19

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 第89回選抜高校野球大会が19日、甲子園球場で開幕した。
 
 第1日目となる同日は、至学館(愛知)対 呉(広島)、日大三(東京)対 履正社(大阪)、熊本工(熊本)対 智弁学園(奈良)の3試合。1試合目は呉、2試合目は履正社、3試合目は智弁学園に軍配が上がっている。
 
 1試合目から延長12回と激戦になった。
 
 1回に至学館の定塚が内野安打で出塁すると、盗塁、藤原連の送りバントで1死三塁に。続く鎌倉は、7球まで粘るも投ゴロに抑えられ、その間に三塁ランナーがホームに生還し1-0となる。
 
 直後の2回に呉の新田がセンターにヒットを放つと、5番・柏尾が送りバントを決め1死二塁、6番・青木は低めの球を見送り四球で出塁。ここで二塁走者・新田が7番・西岡の初球から積極的に走り、一、三塁とチャンスを広げた。西岡が2-1からスクイズを決め、新田が1点を返し、試合を振り出しに戻した。
 
 5回に呉が1点を加え一歩リードしたかと思えば、至学館に2点を返され逆転を許し、8回にももう1点奪われ、4-2となる。
 
 このまま至学館が試合を制するかと思われたが、9回先頭打者の青木のヒットを口火に、相手のミスを誘い、1死二塁と得点圏にランナーを置く。チャンスの場面で8番・上垣内、9番・池田がともにタイムリーツーベースと連打で2点奪取。4-4に追いつくも後続がチャンスを活かせず、試合は延長戦へと突入した。
 
 11回まで両チームともスコアボードに0を並べると、12回に再び試合が動く。先頭打者の奥田を遊ゴロに打ち取るも、近藤、新田がヒットを放ち出塁すると、至学館の新美、井口バッテリーが2つのエラーで呉に勝ち越しを許して4-6となる。
 
 後がなくなった至学館は1点を取り返すも、2死二塁で藤原大の打球が三塁に飛んでいき、呉の上垣内が裁こうとした際に、三塁を狙って走っていった大谷と交錯。これが守備妨害とジャッジされアウトとなり試合終了。5-6で呉が勝利を収めた。
 
 2戦目は、同大会に参加している各校の主将が、事前アンケートで優勝候補に挙げた履正社が9回にビッグイニングを作った。
 
 履正社は日大三に先制を許すも、5回に1死二、三塁で1番・石田が5球目のスライダーをレフトスタンドに叩き込み、4-2と逆転。その後7回に1点追加するも、8回に追いつかれ5-5となる。この試合も延長戦にもつれこむかと思われたが、9回にビッグイニングが訪れる。
 
 先頭打者の片山がストレートの四球で出塁すると、西山が送りバントでつなぎ、石田が空振り三振に倒れ2死二塁。ここから履正社の猛攻が始まる。2番・溝辺がレフトに勝ち越しとなるタイムリーヒットを放ち6-5にすると、安田、若林、筒井と3者連続安打でさらに2点追加。6番・竹田がファンブルで満塁にすると、浜内の代打・白滝がライトへタイムリースリーベースヒット、8番・片山が相手の悪送球による出塁の間に4点取り5-12と大差をつけ白星発進となった。
 
 一方、日大三は初回からストレートの四球で出塁した先頭打者の井上が盗塁を決め無死二塁と初回からチャンスメークに成功した。続く2番・大西はフルカウントからセンターへタイムリースリーベースを放つなどで2点先制。その後、7、8回に得点を奪い再びリードを奪うも、9回に大量失点し、追いつくことはできなかった。
 
 履正社の先発・武田はストライクが8球目まで入らず、本調子になるまで少し時間がかかった。だが、2回からはだんだんと落ち着きを取り戻し、9回174球5失点の熱投を演じた。
 
 3試合目は、智弁学園の松本が熊本工打線を3安打無失点と相手打線を封じ込めた。
 
 智弁学園は初回、福元が四球で出塁すると、加堂が高めのストレートを打ち二ゴロとなり、二塁に向かっていた福本がアウトになり1死一塁。その後、加堂の盗塁と相手の悪送球で1死三塁となり、西岡がライトへタイムリーヒットを放ち先制する。以降、得点を重ねていき、11安打9得点で勝利した。
 
 熊本工は、智弁学園の松本を攻略できず、安打は丸山と庵本の3本のみで、三塁を踏めず敗戦となった。
 
 第2日(20日)は、高岡商(富山)対盛岡大付(岩手)、報徳学園(兵庫)対多治見(岐阜)、中村(高知)対前橋育英(群馬)の3試合が行われる。

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