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加藤優も出場、女子プロ野球チャレンジマッチ開催。元巨人辻内コーチが見どころを紹介

日本女子プロ野球機構は3日に仙台市民球場で開催する女子プロ野球チャレンジマッチに参加するトップ3球団(京都フローラ、埼玉アストライア、兵庫ディオーネ)の選抜選手を発表した。

2016/06/02

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『女子でもこれだけの高いレベルでできる』

 選抜チームは1日、市営浦和球場で合同練習を行った。各球団から選抜された選手たちに試合の意気込みを聞いてみた。

加藤優(埼玉アストライア)
※女子プロ野球を代表するゴールデンルーキー
「チャレンジマッチに出場させて頂けることは一つのチャンスでもあります。勝負強いバッティングで勝利に貢献したいです!」

村田詩歩(兵庫ディオーネ)
※女子プロ野球界では珍しいサイドスロー右腕
「安定したピッチングで、チームに貢献したいです!」

橋本ひかり(京都フローラ)
※今回の選抜チームキャプテン
「個人的な目標として、プロ通算100安打まであと3本になります。自慢の足を活かしたプレーでヒットを重ね、ファンの方を魅了出来るように頑張ります!選抜チームも負けるわけにはいきません!ぜひ球場に応援に来てください!」

 またレイアには元読売ジャイアンツの辻内崇伸氏がコーチを務めており、大会の見どころなどを語ってもらった。

辻内崇伸コーチ(レイア)

■チャレンジマッチのみどころ
「レイアの選手がどこまでトップチームに通用するか?という部分と、育成チームとして今まで練習してきた成果を試合として結果で見ることができる所です。3球団選抜の選手含めて、女子プロ野球界の将来を担う次世代のスター選手たちが集まる試合でもあるので、そういった部分も注目して欲しいです」

■レイアの注目選手
「コーチとしては全員に注目して欲しいですが、投手ではエースの古谷選手。女子プロ野球界初の球速130km/hを目指していますし、高いリリースポイントから繰り出される直球は見応えがあると思います。打撃では泉由希菜選手を軸としたクリーンナップです。野手陣はとにかくバットを振り込んでいるので、トップチームの選手にも負けない鋭い打球を打ってくれると思います」

■女子プロ野球を初めて見る方へポイント
「野球というスポーツの中では、男子にはスピードやパワーの部分で負けてしまいますが、男子に追いつこうと努力している中で『女子でもこれだけの高いレベルでできるんだ!』という所を見て欲しいですね。新生レイアの初陣でもありますしぜひ球場で応援していただきたいです」

 女子プロ野球版フレッシュオールスターのようなこの大会だが、育成のレイアに所属している選手にとっては、トップチーム入りに向けてアピールできる場になるだけに、目の色を変えて挑んでくるのは間違いない。受けて立つ形となる選抜チームも負けるわけにはいかない。前期は既に兵庫ディオーネが初優勝を決めているが、若手選手にとって緊張感ある試合が組まれたのは喜ばしいことだろう。杜の都に新風が吹き荒れる。

日本女子プロ野球リーグ2016
6月3日(金)チャレンジマッチ
日本女子プロ野球リーグ 2016 チャレンジマッチ第1戦
レイア 対 トップ3球団選抜
2016年6月3日(金)18:30試合開始
仙台市民球場

どら増田(取材・構成)

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