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来春選抜の前哨戦…神宮大会、注目高校生投手5人(5)独自の投球術で凡打の山

2022/11/16

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産経新聞社、川浪康太郎



明治神宮大会最新情報

 18日に開幕する第53回明治神宮野球大会。大学の部にとっては現チームの集大成を見せる場、高校の部にとっては来春選抜の前哨戦ともいえる舞台で、アマチュア野球シーズンを締めくくる一大イベントだ。今回は、大会に出場する高校生投手の注目選手を紹介する。

 

 

下村健太郎(英明2年)

 英明を8年ぶりの明治神宮大会出場に導いたサイド右腕。最速は128キロで、高校生でも150キロ近い球を投げる投手が続々と現れる時代に、球速以外の部分で勝負している。
 
 高校入学当初は遊撃手だったが、1年秋から投手に転向。今秋は香川大会の決勝で救援登板し好投すると、四国大会では準々決勝の宇和島東戦で9回1安打完封勝利を挙げた。準決勝、決勝も救援で好投し、優勝に貢献。球速こそ速くないが自然と動くストレートを武器に、各打者を翻弄した。
 

 
 明治神宮大会ではより強力な打線と対峙することとなるが、独自の投球術で凡打の山を築きたい。