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【結果速報】大阪桐蔭、近江を圧倒し4年ぶり4度目のセンバツ優勝! 強力打線が計11本塁打で大会新記録を樹立(決勝戦・近江対大阪桐蔭)【春のセンバツ甲子園2022】|第94回選抜高校野球大会

2022/03/31

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甲子園 最新ニュース(高校野球最新情報)

<11日目 決勝戦 ●近江 1-18 大阪桐蔭〇>(31日、阪神甲子園球場)

 第94回選抜高等学校野球大会は31日、阪神甲子園球場で最終日となる第11日を迎え、決勝戦で近江(滋賀)と大阪桐蔭(大阪)が対戦。近畿勢の激突となった最終決戦は、投打に圧倒した大阪桐蔭が18-1で制し、4年ぶり4度目の選抜甲子園優勝を飾った。

 

 
 近江は4試合連続完投の絶対的エース・山田陽翔、大阪桐蔭は背番号「11」の主戦左腕・前田悠伍が大一番の先発マウンド。
 
 先攻の大阪桐蔭は初回、先頭・伊藤櫂人のショート後方の飛球が風に流されてフェアグラウンドに落ち、一気に三塁へ。続く谷口勇人の一、二塁間を破る適時打で先制に成功した。
 
 続く2回、先発・前田がタイムリーを放つと、3回には無死一塁から3番・松尾汐恩がレフトポールを巻く2ラン本塁打。4点リードとなったところで近江・山田は降板し、背番号「9」の左腕・星野世那がマウンドへ。勢いに乗る大阪桐蔭は、6番・田井志門がバックスクリーンに飛び込むソロ本塁打で1点を追加すると、6回にも主将・星子天真のタイムリーで追加点を挙げた。
 
 反撃したい近江は5回、打ち崩せずにいた大阪桐蔭・前田に対し、先頭の川元ひなたの打球が一塁ベースに当たるラッキーなヒットで出塁。犠打、空三振で2死二塁の局面を迎え、9番・星野の二ゴロもバウンドが変わり、処理をもたつく間に1点を返した。
 
 しかし、攻撃の手を緩めない大阪桐蔭は、6回に相手エラーで1点を奪い、なおも2死一、三塁から5番・海老根優大のレフトスタンドに飛び込む3ラン本塁打で2桁得点に到達。7回にも4番・丸山一喜の3点適時打など、8回は2番・谷口のグランドスラムで4点ずつを奪い、16安打で計18得点を挙げた。
 
 不運な形で1点を失った大阪桐蔭・前田だったが、力強い速球と切れ味抜群の変化球のコンビネーションで圧巻の投球を披露した。7回(112球)を投げて被安打2、四死球1、奪三振11、失点1の投球内容で、8回からは背番号「10」川原嗣貴へ継投。川原は2イニングを無失点で抑え、春の頂点へ立った。

 また、大阪桐蔭は同試合の4ホーマーで大会通算11本塁打を記録。1984年の選抜甲子園でPL学園(大阪)が記録した8本塁打を上回り、1大会のチーム最多本塁打記録を更新した。

 
歴代優勝校・準優勝校・決勝戦スコア一覧