大谷翔平選手をはじめとした日本人メジャーリーガーを中心にメジャーリーグ・日本プロ野球はもちろん、社会人・大学・高校野球まで幅広いカテゴリーの情報を、多角的な視点で発信する野球専門メディアです。世界的に注目されている情報を数多く発信しています。ベースボールチャンネル



Home » ニュース » 【結果速報】石見智翠館、サヨナラで日大山形破りベスト8。1年生・今泉秀悟が殊勲打(11日目・第4試合)夏の甲子園【全国高校野球2021】

【結果速報】石見智翠館、サヨナラで日大山形破りベスト8。1年生・今泉秀悟が殊勲打(11日目・第4試合)夏の甲子園【全国高校野球2021】

2021/08/24

text By



<11日目 第4試合 3回戦 ●日大山形 4ー5× 石見智翠館○>(24日、阪神甲子園球場)
 

 
 第103回全国高等学校野球選手権大会は24日、阪神甲子園球場で第11日を迎え、第4試合で日大山形(山形)と石見智翠館(島根)が対戦。石見智翠館が5-4で逆転サヨナラ勝ちを収め、準々決勝に駒を進めた。

 石見智翠館・山崎琢磨、日大山形・斎藤堅史の両エースが先発マウンドへ。日大山形は初回、コントロールの定まらない山崎から3つの四死球で1死満塁の局面を迎え、塩野叶人の犠飛で先制。その裏、石見智翠館も2四球で2死二、三塁の同点機を迎えたが、得点には至らなかった。
 
 2回以降は、両投手が本来の投球を披露。1点ビハインドの石見智翠館は4回、1死から死球と犠打で得点圏に走者を送ると、7番・山崎がライトへタイムリーヒットを放ち、自らのバットで試合を振り出しに戻した。
 
 試合中盤、両チームが継投に入る。石見智翠館は5回、1死一、二塁の場面で2年生左腕・山本由吾にスイッチ。山本は、最初の打者に死球を与えたが、後続の3、4番を打ち取り、無失点で切り抜けた。
 
 一方の日大山形は6回、1死一、二塁とされたところで今大会リリーフとして結果を残している滝口琉偉がマウンドへ。しかし、2死満塁とピンチが広がり、好救援を見せた山本のタイムリーヒットで逆転を許した。
 
 試合をひっくり返された日大山形だったが、直後の7回、2死から連打で一、二塁とすると、5番・塩野のライト線を破る2点タイムリースリーベースで勝ち越し。さらに6番・梅津康生も続き、怒涛の4連打で3点を奪った。
 
 しかし、石見智翠館もその裏、すぐさま反撃に転じる。滝口の制球の乱れにつけこみ、3連続四球で無死満塁。5番・宮本赳希の二ゴロの間に1点を返すと、なおも2死一、三塁から7番・山崎のタイムリー内野安打で再び同点に追いついた。
 
 試合は、4-4のまま最終回の攻防へ。日大山形は、2つの四球一、二塁とし、9番・大場陽南斗の左安で二塁走者が本塁を狙ったが、タッチアウト。1番・秋葉光大のライトへの打球もファインプレーに阻まれ、無得点に終わった。
 
 石見智翠館はその裏、先頭の6番・伊藤陽春が四球で出塁。ここで日大山形は、3番手・大類興雅がマウンドへ上がったが、打席の7番・山崎がエンドラン成功で無死一、三塁とサヨナラのチャンスを作った。その後、1死三塁と変わったが、今泉の二遊間を破るサヨナラ打で試合を決めた。
 
【夏の甲子園2021】第103回全国高校野球選手権大会 試合日程スケジュール トーナメント表(対戦組み合わせ)一覧