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ライナー性の打球で本塁打量産の山田哲人 その勢いはどこまで続くか?【広尾晃の「ネタになる記録ばなし」】

ブログ「野球の記録で話したい」を運営中で『プロ野球解説者を解説する』(イーストプレス刊)の著者でもある広尾晃氏。当WEBサイトでは、MLBとNPBの記録をテーマに、週2回、野球ファンがいつもと違う視点で野球を楽しめるコラムを提供していく。今回は、セリーグ本塁打王争いを独走し、トリプルスリーも射程圏内になっているヤクルトの山田哲人についてだ。

2015/08/26

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本塁打王争い独走、トリプルスリーも確実

 山田哲人の勢いが止まらない。25日は32号本塁打を左翼席に叩き込んだ。打率は.336(2位)、盗塁は26(1位)、打点は81(2位)、安打数は152(2位)。
 トリプルスリーはほぼ当確で三冠王、そして史上初の四冠王、五冠王さえ現実的になってきた。

 どの記録も目を見張るが、特に目を引くのは本塁打だ。山田は180cm76kgという標準的な体で、2位に10本差をつけてホームランダービーを独走している。
8月22日には2試合にまたがって史上20人目の4打数連続本塁打を記録。
 一度ツボにはまったら手が付けられない感がある。

 これは、記録からも見てとれる。日付を追って今年の本塁打を見てみる。参考までに、パリーグの本塁打王を独走する中村剛也の記録も併せて見る。

広尾様0826表1

 二人とも4月2日に2本ずつ本塁打を打って今季をスタート、しかし中村がコンスタントに本塁打を積み重ねるのに対し、山田は4月2日に2本打った後1か月も本塁打がなく、5月4日にようやく3号。以後も長く本塁打がない期間の後に立て続けに本塁打を打つようなむらっけが見える。
 すでに5回も本塁打王に輝き、本塁打を打つ技術を持った中村とは異なり、山田は“感性”バイオリズムで奔放に本塁打を打っている印象がある。

 4打数連続本塁打は、いずれも一振りで決めていた。ファウルも空振りもなかった。23歳の山田は、調子に乗ればどんどんスタンドに放り込む勢いがあるのだ。

 山田の今季の本塁打をダイアモンドにマッピングしてみる。

広尾様0826表2

 山田の本塁打は左翼フェンス際に集中している。確かに画像で見てもライナーで左翼席に一直線に飛び込む本塁打が多い。8月11日にはマツダスタジアムで黒田博樹から135mの大ホームランを打っているが、基本的には山田のホームランは滞空時間の短い「二塁打の延長」のような本塁打が多いのだ(山田は二塁打数もリーグ1位)。

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