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【広尾晃の「ネタになる記録ばなし」】クライマックスシリーズ、ファーストステージは下位チームが有利?

ブログ「野球の記録で話したい」を運営中で『プロ野球解説者を解説する』(イーストプレス刊)の著者でもある広尾晃氏。当WEBサイトでは、MLBとNPBの記録をテーマに、週2回、野球ファンがいつもと違う視点で野球を楽しめるコラムを提供していく。第6回目は「クライマックスシリーズファーストステージ」についてだ。

2014/10/06

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クライマックスシリーズは、ペナントレース優勝チームが突破する確率が高い

 ようやくペナントレースの大勢が決まりつつある。セリーグは今日時点で阪神と広島の順位が入れ替わる可能性があるが、クライマックスシリーズの出場チームは決定している。

 クライマックスシリーズは2005年、パリーグが「プレーオフ」としてやり始めたのが最初。ペナントレースの2位チームと3位チームが3回戦で戦い(ファーストステージ)、先に2勝したチームが優勝チームと5回戦制の決勝(ファイナルステージ)を戦う。

 このシリーズをするために、パリーグはセリーグよりもペナントレースの試合数を減らして日程を開けていた。2007年から「クライマックスシリーズ」と名前を改める。

 これが好評でお客を呼んだために、2007年からセリーグも導入。「クライマックスシリーズ」と名前を改める。2008年から優勝チームにはファイナルステージで、1勝のアドバンテージが与えられる。つまり、下位チームがクライマックスシリーズの勝者になるには4勝が必要になった。

 過去の戦績を見ていこう。

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 パリーグは9回、セリーグは6回クライマックスシリーズを実施しているが、1位チームが日本シリーズに進んだのはパが7回、セは5回。

 ペナントレースの結果通り、順当に優勝チームが勝ち進むことが多い。

 第1回目のコラムで、MLBのポストシーズンはレギュラーシーズン終盤までもつれがちなワイルドカードのチームが活躍することが多い。しかしNPBの場合、レギュラーシーズン終了からポストシーズン開幕まで空白がある(今年の場合3日)ので、勢いに乗っていたチームもクールダウンすることが多いと書いた。
 結果的には、充実した戦力を持つ優勝チームが、順当に勝ち上がる可能性が高くなる。
 当然だが、優勝チームは1勝のアドバンテージがあることも大きい。

 下位チームが優勝チームを差し置いて日本シリーズに出ることをスポーツ紙は「下剋上」と表現するが、過去「下剋上」は中日が1回、ロッテが2回記録しただけ。ロッテは例外的にポストシーズンで異様な力を発揮する。

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