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カープ・新井、2000本安打だけにあらず。金本・緒方両監督のキツいエールに込められた、長距離砲復活への期待

広島の新井貴浩にとって、今季は残り29本となった2000本安打達成が大きな目標だ。そして、長距離砲としての復活を誓う。

2016/03/20

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2013年以来、2ケタ本塁打を達成できず

 鯉の背番号25が存在感を見せている。
 広島のベテラン・新井貴浩だ。今年1月で39歳となり、18年目のシーズンを迎えようとしているが、オープン戦のプレーを見る限り衰えは感じさせていない。3月19日のソフトバンク戦では3点を追う無死満塁で代打として打席に立つと相手投手・森福允彦の投じた真ん中低目のスライダーをきっちりとらえ、ヤフオクドームの左翼席中段へと叩き込んだ。オープン戦3号はインパクト十分の代打逆転満塁弾となった。3月15日のヤクルト戦(神宮)、そして翌日16日の日本ハム戦(鎌ケ谷)と2試合連発のソロアーチを放っており、これで4試合3本塁打とその勢いはとどまるところを知らない。

 今季にかけるモチベーションは特に高いのだろう。残り29本となった通算2000本安打達成の金字塔が大きな発奮材料であることは言わずもがなだ。ただし、それ以外にも新井の不屈のガッツを今まで以上に揺さぶる要素はいくつかある。

 古巣復帰の1年目となった2015年はシーズン中に4番を任されるなどして規定打席に到達し、.349の高出塁率をマーク。復活を印象付けた。しかし本塁打は7本。年間2ケタ本塁打は阪神時代の2013年に15本を記録して以来、2年連続で鳴りをひそめてしまった。その点については悔しい思いをしたはずだ。

 右の長距離砲として期待されていることを感じ取っているからこそ、春季キャンプでは人一倍の汗を流した。これほどの大ベテランならば居残り免除の特権を生かし、さっさと練習を切り上げて宿舎に戻っていっても誰にも文句は言われまい。ところが新井は違った。

 全体練習が終わっても一人黙々と筋力トレーニングに励み、これでもかという程にバットを振り込んだ。これは2005年に43本を放って本塁打王に輝き、プロ入り1年目の1999年から2011年まで実に13年連続で4割越えの長打率を誇っていた男の意地なのかもしれない。いずれにせよ、今季に臨む新井は原点回帰を果たすべく自らの体をオープン戦期間中の今もイジメ抜いている。

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