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存在意義を問われる時も? 「打てる投手」不在のセリーグ

DH制を採用していないセリーグ、一つの形として野球の魅力を提示している。しかし、近年「打てない」投手が増えてきている。

2016/02/04

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2桁安打は前田のみ

 NPBではセリーグは投手が打席に立つ。その一方でDH制を導入しているパリーグでは交流戦を除いて投手が打席に立つ機会はほとんどない。
 国際大会などではDH制を採用するケースが大半だ。
 しかし、投手がチャンスで打席に立って、予想外の得点が入るのも野球の魅力だという見方もある。
 
 さて昨年のセリーグ投手の打撃成績を見てみよう。安打数10傑。
 
1位 前田健太(広島)62打数12安打1本塁打5打点 打率.194
 
2位 クリス・ジョンソン(広島)60打数9安打0本塁打1打点 打率.150
 
3位 藤浪晋太郎(阪神)57打数8安打0本塁打6打点 打率.140
 
4位 石川雅規(ヤクルト)38打数7安打0本塁打1打点 打率.184
 
5位 マイルズ・マイコラス(巨人)49打数7安打0本塁打3打点 打率.143
 
   能見篤史(阪神)54打数7安打0本塁打2打点 打率.130
 
   大野雄大(中日)62打数7安打0本塁打2打点 打率.113
 
8位 ラウル・バルデス(中日)45打数6安打0本塁打2打点 打率.133
 
9位 小川泰弘(ヤクルト)46打数5安打1本塁打4打点 打率.109
 
   岩田稔(阪神)54打数5安打0本塁打3打点 打率.093
 
  ランディ・メッセンジャー(阪神)52打数5安打0本塁打1打点 打率.096
 
  なおパリーグで安打を打った投手は9人だけ。
  複数安打を打ったのはソフトバンクの中田賢一だけだ(7打数3安打2打点 打率.429)。
 
  大谷翔平は、投手として出場している試合で打席に立ったのは1試合だけ。6月6日の阪神戦、3打席3三振だった。

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