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「打たれても信頼を失わない」セリーグ最高のセットアッパー福原忍の“名人芸”

2年連続セリーグのホールド王に輝いた福原忍。しかし防御率だけを見ると他球団のセットアッパーのほうが良い。それでもホールドを積み上げられているのには理由がある。

2015/12/22

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HPは一番も防御率はワースト

 セットアッパーは同じ救援投手でも、クローザーほど注目されない。
 しかし、先発投手の後を受けて、リードを保ったままクローザーにマウンドを引き継ぐ。地味だが、勝利のためには不可欠なポジションだ。

 セットアッパーがリードを保ったまま次の投手に引き継ぐと、ホールドが記録される。
 ここ2年間、セリーグのホールド王に輝いたのが、阪神の福原忍だ。
 2年間のセリーグのホールド数のランキングは以下の通りだ。HP(ホールドポイント)はホールド数+救援勝利数。HP率は、HP÷試合数で算出した。

1. 福原 忍38歳(阪神)121試合71ホールド 81HP 防御率3.53 HP率66.9%

2. 山口鉄也32歳(巨人)120試合64ホールド 72HP 防御率2.89 HP率60.0%

3. 又吉克樹24歳(中日)130試合54ホールド 69HP 防御率2.75 HP率53.1%

4. 安藤優也37歳(阪神)103試合38ホールド 49HP 防御率3.42 HP率47.6%

5. マシソン31歳(巨人)127試合36ホールド 45HP 防御率3.13 HP率35.4%

6. 福谷浩司24歳(中日)114試合36ホールド 41HP 防御率2.59 HP率36.0%

 福原は12月28日には39歳になる。
 所属が決まっているセの投手では三浦大輔、岩瀬仁紀、黒田博樹に次ぐ高齢だが、HP率も1位。セで最も優秀な中継ぎ投手と言っていいだろう。
 しかし防御率は3.53、このランキングでは最も悪く、かつ今季のセのリーグ防御率は3.25だからこれよりも相当悪い。
 それでいながらホールドを稼いでいる。これは何を意味しているか。

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