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ヤクルト、世界一経験の遊撃名手エスコバーと契約 14年ロイヤルズで青木宣親とWS進出

2019/10/30

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2014年には日米野球で来日経験も

 東京ヤクルトスワローズは30日、新外国人選手としてアルシデス・エスコバー内野手と契約を結んだことを球団公式サイトで発表した。背番号は「2」。
 
 エスコバーはベネズエラ出身の32歳。2008年にミルウォーキー・ブリュワーズでメジャーデビューを果たすと、2010年年オフにカンザスシティ・ロイヤルズに移籍した。
 
 ロイヤルズでは移籍1年目から正遊撃手としてプレーし、2014年には現在ヤクルトに所属する青木宣親外野手とともにワイルドカードからワールドシリーズに進出。オフに日米野球で来日し、翌2015年には念願の世界一に貢献した。
 
 メジャー11年目の2018年には140試合出場して打率.231、4本塁打、34打点を記録。しかし、今季はフリーエージェント(FA)となってシカゴ・ホワイトソックスと契約したが、8月に解雇されて所属先を探していた。
 
 メジャー通算1437試合で打率.258、41本塁打、442打点と、低打率ながらパンチ力ある打撃と、何より2015年にゴールドグラブ賞を獲得した堅い守備が魅力。メジャーでは遊撃手として1386試合に出場しており(守備率.976)、実績は十分だ。
 
 エスコバーが契約締結に際して発表したコメントは次の通り。
 
「この度、スワローズから日本でプレーできる機会をいただき、私も家族も大変嬉しく思っています。次のキャリアステップとして新たなチャレンジに挑むことを非常に楽しみにしています。既に来季に向けたトレーニングを開始しており、ファンの皆様の期待に応えられるよう頑張ります」