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ドミニカ、猛打炸裂で劇的な逆転勝利!米国はミラーが8回に4失点と大誤算

2017/03/12

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 ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)1次ラウンド・プールCのドミニカ共和国対アメリカ合衆国の試合が、米国・マーリンズパークで行われ、7-5でドミニカ共和国が勝利した。
 
 優勝候補同士の対決となり、1次ラウンドながら各国から注目を集めるカードとなっており、
多くの両国のファンがマーリンズパークに集結し、盛況を見せた。
 
 1、2回は両軍無得点に終わったが、3回表に米国打線がドミニカ先発のボルケスを攻める。1番のキンズラーが内野安打で出塁すると、2番A.ジョーンズの中飛を中堅手のマルテが落球。2アウトだったこともあり、キンズラーは本塁に生還し1点を先制。3番のイエリッチも適時二塁打を放ち、米国が2点を先制。
 
 4回も2死1・2塁から9番クロフォードが適時打を放ち1点を追加し、0-3とする。6回には7番スタントンに左中間を破る適時二塁打、9番クロフォードにこの試合2本目の適時打が生まれ、0-5とリードを広げた。
 
 ドミニカ打線は、米投手陣の奮投もあり5回まで3安打に抑えられていたが、6回から反撃を開始。米国先発のストローマンは4回2/3を64球、被安打3、4奪三振、1死球、無失点と好投しドミニカ打線を封じ込めた。
 
 そして、2番手には昨季MLBで16勝のロアークが登板。しかし、ロアークは5回に2番マチャドにソロ本塁打を浴び1失点。そして3番カノ、4番バティスタに連続四球を与えピンチを招き、5番サンタナに中前適時打を浴び1点を返されたが、その後はロアークが踏ん張りこの回の攻撃を2失点で留めた。
 
 7回には、無死で二塁打を浴びたロアークからロバートソンにスイッチ。ロバートソンはロアークの出したランナーこそ本塁に返したが、その後は無失点に抑え、ドミニカの反撃の流れを断ち切ったかと思われた。
 
 しかし、8回裏はドミニカのビッグイニングとなった。米国は、MLB屈指の救援左腕、ミラーをマウンドに送る。しかし、これが完全に裏目と出てしまった。4番バティスタにいきなり死球を与えると、5番サンタナには二塁強襲の内野安打を浴びる。そして、6番クルーズに逆転3ランを被弾。また、8番マルテにもソロ本塁打を被弾し、悪夢の4失点。結局、この4失点が致命傷になってしまった。
 
 ドミニカは9回にクローザー、ファミリアを投入。守護神は味方の劇的な逆転に応え、100マイル前後の速球を連発。米国打線はファミリアの前に手も足も出ず、三者凡退でゲームセット。
 
 短期決戦の恐ろしさが如実に表れる試合となった。また、序盤の劣勢を跳ね返し5点差を覆す強力ドミニカ打線の恐ろしさを全世界に知らしめたであろう。