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日本代表に”悲劇”…歴代WBCで無念の途中離脱となった5人。けがに泣いた選手たち

2023/03/20

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嶋基宏


出身:岐阜県
投打:右投右打
身長/体重:179cm/84kg
生年月日:1984年12月13日
ドラフト:2006年大学生・社会人ドラフト3巡目
 
 昨季限りで現役生活に別れを告げた嶋基宏。嶋もまた、悔しい途中離脱を経験した選手の1人だ。
 
 当時東北楽天ゴールデンイーグルスを率いていた野村克也監督の下、キャッチャーのイロハを叩き込まれた嶋。ルーキーイヤーの2007年から125試合に出場。期待値の高さをうかがわせた。
 

 
 投手陣からの信頼を得た嶋は、楽天の正捕手に君臨し、2010年はキャリア唯一となる打率3割(.315)をクリア。技術に加えて強いリーダーシップも兼ね備えていた。
 
 その後、2015年のプレミア12で日本代表入りを果たすと、2017年の第4回WBCメンバーにも選出。精神的支柱としての役割も期待されていた。
 
 しかし、同年2月の春季キャンプで右ふくらはぎに違和感を抱き、調整が遅れてしまう。その後もコンディションが回復しなかったため、大会直前の3月に辞退を決断した。
 
 リーダーとして選手を引っ張れる存在が1人欠けたことは、チームにとって痛手だったと言えるだろう。

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