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逆転の楽天はどこへ 投打の柱を補強で埋められず【ファンがつける、東北楽天ゴールデンイーグルス2014通信簿】

各球団のファンによる2014年の通信簿。第7回目は東北楽天ゴールデンイーグルスだ。なお各項目5点満点である。2013年の日本一から一転、今季は最下位に。田中将大、マギーという投打の柱が抜けた影響はやはり大きすぎたのか?

2014/12/23

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最下位の原因は現場とフロント両方にあり

【ベンチワーク 2点】

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 先日の一部報道によれば、休養直前、闘将の異名を持つ星野監督から、勝利の執念が消えかけていたという。それほどまで国指定難病の病魔は、指揮官の心身を蝕み、想像を絶する事態だったのだろう。

 とはいえ、指揮官も辞任表明で口にしたように、結果としてチームを束ねる者の闘志が萎み、2カ月40試合に及ぶ戦線離脱は前代未聞。これも事実だ。

 結果、チームに伝染した。今年は先制を許した試合の戦績は15勝52敗の勝率.224。逆転の楽天と言われた昨年が30勝38敗の.441だった。この数字が何よりも今年の楽天を物語っている。

 また、今年はフロントが推し進めた補強がほとんど機能しなかった。最下位の責任は現場だけではなく、そのかなりの部分はフロントにこそある。そのため採点は1を回避し2とした。

最下位を良薬に、来季への巻き返しに期待

【総合 1点】

 借金最大23に膨らんだ直後、見ごたえのある終盤の逆襲劇が始まった。8月24日オリックス戦を起点に9月28日西武戦までの30試合の勝率は実に.733。借金を9まで減らし、ひょっとするかも?!と思われたが、直後にプレーオフ進出の可能性が完全に絶たれ7連敗。4位まで上げた順位も逆戻り。2010年以来の最下位に終わった。

 田中、マギーといった投打の軸が退団。開幕前から厳しい戦いを余儀なくされるのは大方のファンが予想していたこと。しかし、それを通り越しての最下位。勝率.426は2005年、2006年に次ぐワースト3位。こんな結果に終わろうとは、誰が予想できただろう。

 球団史最初の10年間が終わった。新たなディケイドを迎えるためにも、真の常勝軍団作りが求められる。
 今年の苦汁は、そのためにも必要な良薬だったと思うことにし、ここは1をつけて、来年の巻き返しに期待したい。

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