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福岡PayPayドーム(福岡ドーム)で最も勝った投手は? 球場別通算勝利数ランキング1〜5位【プロ野球通算成績】

2022/04/21

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産経新聞社



4位タイ:斉藤和巳 37勝(ダイエー21勝、ソフトバンク16勝)


 
 4位には、同率で2投手が並んだ。まずは、平成唯一の投手5冠達成をはじめ、輝かしい実績を残した斉藤和巳だ。
 
 斉藤は、南京都高から1995年ドラフト1位でダイエーに入団。入団後は右肩痛などに苦しむシーズンが続いたが、5年目の2000年に台頭すると、03年に大きく飛躍した。同年に初めて規定投球回に到達し、20勝3敗、防御率2.83、勝率.870をマーク。チームの日本一に大きく貢献し、自身は最優秀防御率、最多勝、最高勝率(当時は最優秀投手として表彰)、さらには沢村栄治賞にも輝いた。
 
 同年から4年連続2桁勝利を記録するなど、チームの絶対的エースとなった。特に06年は18勝5敗、205奪三振、防御率1.75、勝率.783と圧倒的な成績を残し、最優秀防御率、最多勝、最高奪三振、最高勝率(最優秀投手)、沢村栄治賞を受賞。さらには最多の完封数も記録し、平成唯一の投手5冠を達成した。しかし、08年以降は再び右肩の故障に苦しみ、戦線を離脱。長期的に懸命のリハビリを続けたが、完全復活は叶わなかった。

 通算成績は、150試合(949回2/3)を投げ、79勝23敗、846奪三振、防御率3.33となっている。

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