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柳田悠岐、秋山翔吾、大谷翔平 パリーグで歴史的な大記録誕生の可能性【広尾晃の「ネタになる記録ばなし」】

ブログ「野球の記録で話したい」を運営中で『プロ野球解説者を解説する』(イーストプレス刊)の著者でもある広尾晃氏。当WEBサイトでは、MLBとNPBの記録をテーマに、週2回、野球ファンがいつもと違う視点で野球を楽しめるコラムを提供していく。今回は、パリーグで今季誕生しそうな大記録についてだ。

2015/08/16

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最も安打の打ちにくい大谷

 目立たないがもう1人、すごい記録に肉薄している選手がいる。日本ハムの大谷翔平だ。
 大谷は今季114回2/3回を投げて67本しか安打を打たれていない。被打率は.174。これはすさまじい数字だ。
 1リーグ時代は極端に貧打のシーズンがあったので、2リーグ制以降のNPBの被打率10傑に今年の大谷の数字をあてはめる。赤色はタイトル部門のリーグ1位。

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 被打率1、2位は村山実。フォークボール使いの先駆者のひとりであり、三振、ゴロが多かった。そのうえ制球力も抜群だった。
 3位の小山は「精密機械」と言われる制球力を誇った。4位は伝説の大投手、稲尾和久。

 被安打の記録はダルビッシュを除いてすべて1970年までに記録された。投高打低の時代の記録だった。以後、被打率が2割を割る投手は極めて少なかった。
 これに挑戦したのが2007年のダルビッシュ。抜群の制球力と155km/hの速球、落差のあるスプリットで打者を寄せ付けず.174という記録をマークした。
 ダルビッシュの後輩、大谷翔平は、この記録に挑んでいる。ダルビッシュを上回る160km/hの剛速球、キレの良いスライダー、スプリット、そして制球の良さで打者を手玉にとる。
 大谷翔平は「最も安打を打ちにくい投手」になるとしているのだ。

 ペナントレースも面白いが、今年は個人記録でもわくわくするような数字が生まれようとしている。
 セの山田哲人の「トリプル3」も含めて、注目したい。

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