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でかすぎる「先発ローテ2枚消え」。金子弌大がピンチを救うか?【えのきどいちろうのファイターズチャンネル#139】

先発ローテーションが再編成される今季のファイターズ。「有原の抜けた穴」にまず注目が集まるが、実はもう一つ抜けた穴がある。新戦力の台頭に期待しつつも、実力は未知数。だからこそ、先発として実績抜群の金子弌大の起用法に注目したい。

2021/01/24

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新外国人投手は合流未定。もう一つの抜けた穴

 緊急事態宣言の再・発出後も新型コロナの急拡大が止まらない。静岡県に続いて、東京都でも変異株の感染者が見つかったそうだ。プロ野球はキャンプイン直前だが、本当に野球がやれるのかなぁといささか不安になる。今年は12球団すべて無観客キャンプということになった。まぁ、施設があれば練習はできるだろう。今年は韓国の球団がいないそうだけど、紅白戦を増やすなどして実戦感覚も作れるだろう。でも、ちょっとイメージがつかめない。こう、地獄の特訓みたいな感じになるんじゃないかな。ファイターズは守備をみっちり鍛える機会になるかも。
 
 で、コロナ禍でもうひとつ大きなファクターとして「新外国人の合流が読めない」がある。Jリーグでは新任のスペイン人監督の入国が止まってるケースがあるそうだけど、ファイターズの場合は王柏融以外の外国人選手の合流が未定になっている。まぁ、バーヘイゲンとB・ロドリゲスは力もわかってるから、多少遅れても何とかなるだろう。問題はロビー・アーリンとロニー・ロドリゲスという投打の新戦力だ。これは本当なら早く見たい。アーリンはローテの期待がかかるし、ロニーは野村とサードのポジション争いだ。どのくらいの選手なのだろう。いや、ファンも知りたいけど、首脳陣も知りたいはずだ。アーリン、ロニーは今季のファイターズの浮沈を握る選手だ。もしハズれたら更に外国人を獲ることになるだろうし、トレードもあるだろう。
 
 スポーツ新聞的には今季、ファイターズは「有原の穴」ということになっている。MLB移籍の有原航平の穴を誰が埋めるか? エース格である。球団はFA宣言していたヤクルト小川泰弘の獲得に失敗、アーリンの活躍を祈るしかなくなった。大体どの記事にもそう書いてある。が、よく考えてほしい。アーリンがどんなにいい投手でも要求水準が高すぎる。「有原の穴」だよ。「来日したらリーグNO.1級の働きをしてくれたまえ」みたいな話だ。
 
 で、よーく考えると開いているのは「有原の穴」だけじゃないのだ。「マルティネスの穴」も開いている。実は昨シーズンのローテから2枚が消えているのだ。いや、ニック・マルティネスは相当いいピッチャーだ。たまたま去年は故障明けで勝ち星が稼げなかったけれど、実力的には2ケタ勝って何の不思議もない選手だ。まぁ、去年の成績だけなら「2勝7敗」を埋めればいいってことになるけれど、元々の期待値はそんなもんじゃない。7敗したといってもまずまず試合は作ったし、ローテの一角は守ったでしょ。予告先発で名前が出て、「明日は有原か」「明日はマルちゃんか」って納得感があったと思う。
 
「実はファイターズのローテから2枚が消えてる」はけっこう大きなことだ。それを埋める存在として名前が挙がっているのは、アーリンと伊藤大海だ。つまり、全くの未知数だ。しかも伊藤はもしかすると中継ぎ、抑えに回るかもしれない。どうなるのかなぁ。上原のジャンプアップに期待するか。吉田輝星がついに出てくるのか。村田透の再契約が重みを持ってくるのか。

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