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巨人カステヤーノスは救世主ではなく、チームを活性化させる新助っ人

31日、中日戦でデビューしたカステヤーノスは、初打席で初安打初打点を記録した。混セから上位争いが巨人、ヤクルト、阪神の3チームにしぼりかけているなかで、カステヤーノスはどんな役割を果たしてくれるのだろうか。

2015/08/03

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チームを活性化させる選手

若手野手では3割を超える打率を残している立岡宗一郎は内野守備に不安があり、吉川大幾は守備力には定評があるものの打率1割台と低迷。
89年組の中井大介や藤村大介は現在2軍暮らし。
年齢的には中堅だが、貴重なバイプレーヤーの寺内崇幸も左ふくらはぎ肉離れからの復帰を目指す。
この状況でカステヤーノスが外野に加え、一塁手や三塁手として起用できるようならばベンチワークの幅も広がる。

各ポジションのレギュラー選手に危機感を持たせる存在。
チームの救世主と言うより、チームを活性化させる選手だ。
今季の巨人外国人野手はアンダーソンが打率.233で3本塁打、セペダは21打数無安打の打率.000、フランシスコは打率.167でそれぞれ本塁打なし。
残念ながら、助っ人野手陣がほとんど戦力になっていない。

だからこそ、カステヤーノスに対するファンの期待も大きい。
それを証明するかのように、東京ドームに鳴り響いたカスティーコール。
……と思ったら、8月中に交際相手の出産立ち会いで米国に一時帰国予定。
巨人のペナントレースは残り45試合。
支配下登録70人目の男が何試合に出場し、チームにどんな影響をもたらすのか注目である。

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