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カープ・グスマン殊勲打 終盤、リリーフ陣が崩れたヤクルトは1週間で首位陥落 

30日、神宮球場で東京ヤクルト対広島が行われ、広島が終盤の集中打で5-4で逆転勝利を飾った。

2015/07/31

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グスマンが殊勲打

 ヤクルトの勝利の方程式が今夜ははまらない。7回は石川から継いだロマンは役目を果たしたが、8回にオンドルセクがつかまる。石原の代打・野間が安打、ヒースの代打・松山の2塁打でチャンスをおぜん立て。ここで菊池の犠牲フライでまず1点。さらに丸が四球で歩くと、グスマンが右中間を深々と破る適時2塁打。松山に続いて丸も生還して逆転に成功した。オンドルセクは新井にも安打を許し、ここでKO。オンドルセクのリリーフ失敗は6月の交流戦以来で、切り札バーネットまでつなぐことができなかった。

 一方の広島はヒースが6、7回の2回を3人ずつで片づけた。8回は、大瀬良がマウンドに。山田、畠山を連続三振。雄平に2塁打を許したが大引を内野ゴロに打ち取って勝利を引き寄せた。
 最後はクローザーの中崎。3アウト目を失策で出したが、ヤクルト三輪の暴走に助けられゲームセット。形の上では3人で締めて3連戦を勝ち越した。4回以降、8回の1安打に抑えた広島の救援陣の気迫が光った。

 今季1号と決勝の適時2塁打を打ったグスマンは「逆転打はいい感触、勝利に貢献できてよかった。ホームランは右方向、コースに逆らわず、逆方向にいい打球が打てた」とご満悦だった。
 外国人助っ人リリーフ陣での逃げ切りに失敗したヤクルトは、1週間で首位から陥落した。

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