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オリコン初日16位、BsGirlsの存在も集客要因に 球団関係者に聞くオリ観客動員好調の理由【どら増田のオリ熱コラム #50】

パリーグ最下位に低迷しながらも、観客動員などの事業面では昨年を大きく上回る実績を残しているオリックス。チームの勝敗に関係なく人気が高まる背景に迫った。

2015/07/30

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取材協力/画像提供:オリックス・バファローズ



1stアルバムはオリコンデイリー16位の快挙! BsGirlsの活躍が集客に貢献

 2009年、BsDreamasとしてスタートした球団チアリーダは、2014年にチーム名をBsGirlsに改め、ダンス&ボーカルユニットとして生まれ変わった。その年リリースしたCDの1stシングルは、関西のウィークリーランキングでも5位にも入り、野球以外のファン層の取り込みにも成功している。

「BsGirlsの皆さんの妥協を許さないという姿勢にはいつも感心しています。彼女たちは『歌』も『ダンス』も、そしてTVカメラの前での『MC』も全て同じパフォーマンスだという気持ちで臨んでいるんでしょうね。そんな一生懸命頑張る姿が、ファンの皆さんにも伝わってるんだと思います。」

 試合直前のレポート番組で共演している波佐間崇晃アナウンサーはBsGirlsの人気と魅力についてこのように語った。
 ファンからも「BsGirlsは一生懸命チームを盛り上げようという気持ちが伝わってくる」という声が非常に多い。

 また、7月29日にはファン待望の1stアルバム「BsGirls THE BEST」も発売され、初日のオリコンデイリーランキングで16位に、関西のデイリーチャートではV6のベストアルバムに続く2位にランクインを果たし、オリックス・バファローズという名を広めることにおいて、大きく貢献している。

 この夏、球場を飛び出し、大阪市内を中心に10ヵ所以上のイベントやライブに出演するBsGirls。「オリックス・バファローズ」という看板を背負いながら活躍の場をさらに広げていくことで、オリックスはおろかプロ野球にすら興味がなかった人たちが、京セラドームやほっと神戸に足を運ぶキッカケになるかもしれない。新規ファンの獲得やファンのロイヤリティ向上といった球団の戦略の中で、BsGirlsは大きな存在感を示している。

 順調に観客動員を伸ばす今季のオリックス・バファローズ。ここまで球団サイドのファン拡大に向けた取り組みは確実に実を結んでいる。同時に、さらなる飛躍を実現するためチームのCS進出を目指した快進撃に寄せる期待は大きい。公式戦残すところあと約50試合、オリックス・バファローズからまだまだ目が離せない。

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