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2020年シーズンの本塁打王は誰だ? 熾烈な争いの行方は所属球団の残り試合数も影響か

2020/11/02

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パ・リーグ


 
 パ・リーグは、上位2選手がデットヒートを繰り広げている。トップは32本塁打で東北楽天ゴールデンイーグルスの浅村栄斗内野手だ。9月に2桁10本塁打を放ち、一気に本塁打王へ躍り出た。しかし、10月は4本塁打とペースが上がらず、2位以下を引き離すことはできていない。
 
 2位は1本差の31本塁打で北海道日本ハムファイターズの中田翔内野手。今季は序盤から大阪桐蔭高の1年後輩にあたる浅村と熾烈な争いを繰り広げている。8月終了時点では中田がトップに立っていたが、9月に打撃の調子を落とし、逆転を許した。10月は浅村と同じく4本塁打となっており、最後までもつれる展開となりそうだ。
 
 3位には28本塁打で福岡ソフトバンクホークスの柳田悠岐外野手が入った。爆発力のある打撃を見せる柳田だが、トップと4本差で残り4試合ということを考えると、厳しいだろう。
 
 25本塁打で4位となっている千葉ロッテマリーンズのレオネス・マーティン外野手、24本塁打で5位タイとなっている埼玉西武ライオンズの山川穂高内野手は、故障で登録抹消となっており、タイトル争いから脱落。山川の3年連続本塁打王の可能性は無くなった。同じく5位タイとなっている楽天のステフェン・ロメロ外野手も、トップと8本差で残り5試合とほぼ不可能な状況だ。
 
 山川以外の5選手が本塁打王となれば、自身初。上位3選手は複数シーズンで30本塁打を放っているが、今季まで本塁打のタイトルには恵まれていない。残り試合数は西武が7試合、ロッテが6試合、楽天、日本ハムが5試合、ソフトバンクが4試合となっている。

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