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ドラフト隠し玉となるか? 独立リーグからNPB入り目指す選手たち<ルートインBCリーグ・四国アイランドリーグplus・さわかみ関西独立リーグ>【ドラフト2020】

2020/10/23

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四国アイランドリーグplus

戸田懐生(徳島インディゴソックス)
投手
右投右打
東海大菅生高(中退)-KTCあおぞら高
今季成績 17試合(111回1/3)、9勝4敗、131奪三振、防御率1.13
 
 徳島インディゴソックスに所属する弱冠20歳の戸田。東海大菅生高では、2年夏に甲子園へ出場し、主戦格としてベスト4進出に大きく貢献した。プロからも一目置かれていたが、以降は肘の故障により満足にプレーできず、中退を決断した。肘の痛みがなくなったことから、昨年の後期シーズンから四国IL・徳島に入団。クローザーとして防御率0.00をマークし、独立リーグ日本一に大きく貢献した。今季は先発に転向し、現時点で最多勝、最多奪三振の投手2冠、リーグ2位の防御率1.13と圧巻の成績を残している。
 
森祐樹(徳島インディゴソックス)
投手
右投右打
有明高-日本経済大
今季成績 27試合(76回1/3)、7勝4敗2セーブ6ホールド、87奪三振、防御率1.53
 
 同じく徳島インディゴソックスの森。日本経済大では、力強い速球を投げ込む長身右腕としてプロからも注目された。昨季に四国IL・徳島へ入団。今季は先発、リリーフ両輪の活躍を見せ、7勝、87奪三振、防御率1.53は全てリーグ4位の数字となっている。
 
新城翔太(徳島インディゴソックス)
内野手
右投左打
沖縄高専-琉球大
今季成績 56試合、打率.331、57安打、1本塁打、18打点、21盗塁
 
 戸田、森と同じく徳島インディゴソックスに所属する新城。高専卒業後、大学3年時に琉球大へ編入すると、俊足巧打の遊撃手としてすぐさま頭角を現した。今季入団したBC・徳島でも実力を遺憾なく発揮し、現時点で首位打者、盗塁王、最高出塁率の打撃3冠となっている。
 
妹尾克哉(香川オリーブガイナーズ)
内野手
右投左打
神戸国際大附属高
今季成績 61試合、打率.316、61安打、24打点、16盗塁
 
 香川オリーブガイナーズの妹尾。神戸国際大附属高では、甲子園出場経験こそないが、2年時からレギュラーを担い、3年時にはクリーンアップを打つ捕手としてチームの要となった。2017年に入団した四国IL・香川では、主に遊撃として1年目から活躍。2年目の2018年には、首位打者を獲得した。今季は米独立リーグに挑戦するため一度退団したが、新型コロナウイルスの影響により渡米を断念。四国IL・香川と再契約を交わし、今季も安定した成績を残している。
 
 他には高知ファイティングドックスの石井大智投手、勝岡静也外野手らも注目されている。

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