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4球団競合の佐々木朗希、3球団競合の奥川恭伸と石川昂弥、新人王候補筆頭の森下暢仁…ドラフト目前、2019年ドラ1の今季を振り返る【ドラフト2020】

2020/10/21

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セ・リーグ

 今季セ・リーグのドラ1ルーキーでは、広島の森下暢仁投手が開幕ローテーション入り。ここまで目覚ましい活躍を見せており、新人王の筆頭候補となっている。中日の石川昂弥内野手は、高卒ながら一軍デビューを果たし、初安打も放った。
 

 
<読売ジャイアンツ>
堀田賢慎投手(青森山田高)
 
 外れ外れ1位で巨人から指名を受けた堀田。しかし春先の4月に右肘のトミージョン手術を受け、今季の登板が絶望的に。現在は来季以降の復活を目指し、リハビリに励んでいる。
 
<阪神タイガース>
西純矢投手(創志学園高)
 
 外れ1位で阪神から指名を受けた西。打者としての評価も高かったが、プロでは投手として勝負することとなった。ファームでは4勝、防御率3.46をマークしており、今季中の1軍デビューにも含みを持たせている。
 
<広島東洋カープ>
森下暢仁投手(明治大)
 
 即戦力として注目度は高かったが、広島に一本釣りされる形で入団した森下。大卒では唯一の1位指名となった。ここまで8勝、防御率2.21、リーグ3位の112奪三振と堂々たる成績を残しており、新人王の筆頭候補に名乗りを上げている。
 
<東京ヤクルトスワローズ>
奥川恭伸(星稜高)
 
 3球団競合の末、ヤクルトに入団した奥川。ファームでは開幕投手を務め、1回無失点2奪三振のデビューを飾った。以降はコンディション不良でノースロー調整を続けた時期もあり、ここまで5試合(9回2/3)と登板機会は少ないが、防御率2.79と2軍では好投を続けている。
 
 

 
<横浜DeNAベイスターズ>
森敬斗(桐蔭学園高)
 
 DeNAに一本釣りされる形で入団した森。走攻守揃った高卒遊撃手として大きな期待がかけられている。ファームでは打率.201とプロの壁に苦しみながらも、主に遊撃として51試合に出場し、経験を積んでいる。
 
<中日ドラゴンズ>
石川昂弥(東邦高)
 
 3球団競合の末、中日に入団した石川。高校3年春の甲子園では、打者として3本塁打、投手としては優勝投手に輝くなど投打に実績を残していたが、プロでは打者として勝負することとなった。ファームでは規定打席に到達し、打率.278、3本塁打をマーク。7月12日には「7番・三塁」で一軍デビューを果たし、初打席で初安打も放った。

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