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周東佑京、増田大輝、佐野皓大、和田康士朗…代走の切り札担う育成から這い上がった韋駄天たち

2020/09/29

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侍ジャパンでも活躍したソフトバンク・周東佑京

 まずは、侍ジャパンの一員としても活躍を見せた福岡ソフトバンクホークスの周東佑京内野手だ。
 
 周東は、東京農業大北海道オホーツクから2017年育成ドラフト2位で入団。ルーキーイヤーは主に二軍で経験を積むと、昨季の春季キャンプで一軍に抜擢され、開幕直前の3月26日に支配下契約を勝ち取った。
 
 シーズンでは4月に一軍初昇格を果たすと、快速を活かし代走としての地位を確立。盗塁技術にも定評があり、高い盗塁成功率を誇った。最終的にリーグ5位の25盗塁をマーク。チームの3連覇に欠かせない戦力となった。
 
 その活躍が評価され、オフには第2回WBSCプレミア12の侍ジャパン日本代表に選出。代走を主戦場としている選手としては異例だったが、世界を相手に自慢の足でかき回し、悲願の世界一に大きく貢献した。
 
 さらなる活躍が期待される今季は、開幕一軍を掴むも、1ヶ月以上盗塁なしとスランプに陥った。7月24日北海道日本ハムファイターズ戦でようやく今季初盗塁を決め、長いトンネルを抜けると、8月以降は本領を発揮。代走だけでなく二塁、遊撃でのスタメン出場も大幅に増加しており、現時点でリーグトップの25盗塁をマークしている。
 
今季成績 70試合、25盗塁(企図数28回)、盗塁成功率.893
 
月別成績 6月 4試合、0盗塁(企図数0回)
     7月 24試合、2盗塁(企図数3回)、盗塁成功率.667
     8月 20試合、10盗塁(企図数11回)盗塁企図数.909
     9月 22試合、13盗塁(企図数14回)、盗塁成功率.929
 
通算成績 172試合、50盗塁(盗塁企図数58回)、盗塁成功率.862

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