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モイネロ、ムーア、バレンティン…ソフトバンクに所属する助っ人外国人選手の活躍は?――2020年シーズン、ここまでの助っ人外国人選手の活躍を振り返る

2020/08/25

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投手

デニス・サファテ
投打   右投右打
昨季成績 一軍登板なし
今季成績 一軍登板なし
 
 来日10年目を迎えたサファテ。昨季はオープン戦で復帰登板を果たすも、2018年に痛めた右股関節の状態が思わしくなく、以降はリハビリに時間を費やした。今季もオープン戦では登板を果たしたが、持ち味の速球は140キロ代中盤程度に留まり、開幕後は一、二軍ともに公式戦の登板はなく、治療の為再び帰国。故障との戦いが続いている。
 
リック・バンデンハーク
投打   右投右打
昨季成績 3試合(17回1/3)、2勝、22奪三振、防御率3.12
今季成績 4試合(21回)、1勝2敗、15奪三振、防御率7.29
 
 来日6年目を迎えたバンデンハーク。昨季は度重なる故障で3試合の登板に終わり、悔しいシーズンとなった。今季は開幕ローテーション入りを果たすと、初登板で勝利を挙げ、幸先の良いスタートを切った。しかし、以降は3試合で16失点(自責点15)を喫するなど不安定な投球が続くと、背中の張りを訴え、7月17日に登録抹消。現在は実戦復帰を果たし、二軍調整となっている。
 
リバン・モイネロ
投打   左投左打
昨季成績 60試合(59回1/3)、3勝1敗4セーブ34ホールド、86奪三振、防御率1.52
今季成績 29試合(28回)、1勝1敗1セーブ21ホールド、55奪三振、防御率1.61
 
 来日4年目を迎えたモイネロ。昨季は勝ちパターンの一角として60試合に登板し、防御率1.52と抜群の安定感でチームの3年連続日本一に大きく貢献した。今季も開幕から安定した投球で7月終了時点の防御率は0.95を誇った。8月は打ち込まれる試合もあるが、ホールド、奪三振は昨季を上回るペースとなっている。
 
カーター・スチュワート・ジュニア
投打   右投右打
昨季成績 一軍登板なし
今季成績 一軍登板なし
 
 来日2年目を迎えたスチュワート・ジュニア。MLBドラフトでは1位指名を受けるも、入団合意に至らず、昨年の5月25日に6年契約でソフトバンクへ入団し、昨季は主に三軍で経験を積んだ。今季は練習試合で一軍登板を果たすと、5回1失点、5奪三振の好投で大器の片鱗を感じさせた。開幕一軍は逃したものの、先発として二軍でアピールを続けている。
 
マット・ムーア
投打   左投左打
新入団
今季成績 2試合(10回)、1敗、14奪三振、防御率4.50
 
 メジャー通算54勝の実績を引っ提げ入団したムーア。オープン戦、練習試合では期待通りの投球を見せ、順当に開幕ローテーション入りを決めた。しかし、初登板となった6月23日西武戦では4回6失点で敗戦投手となると、次戦は6回1失点の好投も、左ふくらはぎの筋損傷により7月8日に登録抹消。現在は実戦復帰を果たし、二軍調整を行っている。

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