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今年は山賊打線が見られないのか。西武の連覇に欠かせなかった超強力打線――プロ野球最強打線を振り返る

2020/08/22

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2020年シーズンのここまで

 そして秋山翔吾が抜け、1番打者不在となった今季の西武。新型コロナウイルス感染症の影響でシーズン開幕がずれ込んだこともあり、自慢の得点力が鳴りを潜めた。主軸となるべき森、外崎らが不振に、秋山からキャプテンマークを引き継いだ源田も6月の10試合は打率1割台と精彩を欠いた。山川も本塁打こそでるものの、本調子とは言えない状態が続いている。
 
 ひとり気を吐いているのが、ベテランの栗山だ。西武で唯一規定3割をクリアし、4割近い出塁率を誇る。昨季7本だった本塁打も、今季は既に6本。不振のチームを鼓舞するように、好調をキープしている。
 
 そんな西武打線だが、8月に入り、主力にようやくエンジンがかかってきた。森と外崎は8月の打率3割台と状態を上げ、打率を2割7分台へと乗せた。今後は長打力がついてくれば、山賊打線の復活が見込めそうだ。
 
 8月13日時点でリーグ最下位だったチーム打率も、1週間でリーグ2位まで上がってきた。5位に沈むチームは、ここから巻き返すことができるだろうか。

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