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東京ヤクルトスワローズ 、歴代助っ人外国人選手ランキングトップ5<投手編>

2022/12/01

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産経新聞社



第2位 トニー・バーネット

右投右打
在籍期間 6年(2010〜2015)
成績 260試合(316回1/3)、11勝19敗97セーブ49ホールド、336奪三振、防御率3.58
 
 特にクローザーとしての活躍が目立ったバーネット。緩急をつける投球で、投球回を上回る奪三振を記録した。球団史上最も長く在籍した外国人投手だ(2022年終了時点)。
 
 アメリカ合衆国出身、身長188センチ、体重86キロ。アリゾナ州大から2006年MLBドラフト10巡目(全体297位)でアリゾナ・ダイヤモンドバックスに入団。09年にはマイナー3Aクラスで先発として14勝を挙げたが、メジャー昇格の声はかからなかった。
 
 ヤクルトには2010年に入団。初年度は主に先発として登板。初登板では初勝利を挙げたが、不安定な投球も目立ち、16試合の登板で4勝(5敗)に終わった。
 
 翌11年にリリーフへ転向すると、22ホールドを挙げ頭角を現す。そして、2012年にはクローザーとして57試合に登板。防御率1.82、33セーブをマークし、最多セーブのタイトルを獲得した。
 
 その後は不振の年や故障もあったが、ブルペンの戦力であり続けた。最終年となった2015年は、59試合に登板し、防御率1.29、41セーブとキャリアハイの数字。自身2度目のセーブ王に輝き、チームを14年ぶりのリーグ優勝へと導いた。
 

 
 ヤクルト退団後は、念願のメジャー契約を勝ち取り再び米球界へ。テキサス・レンジャーズで、リリーフの一角に定着すると、1年目の2016年は53登板で7勝(3敗)、15ホールド、防御率2.09と高い安定感を示した。18年には、22試合の登板で、WHIP0.91をマーク。しかし、19年にシカゴ・カブスへ移籍するも結果を残せず、同シーズンオフに現役を引退している。

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