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160キロマークの大谷翔平、右手中指のマメで途中降板 チーム勝利も10勝目はお預け

2日、札幌ドームにて日本ハム対オリックス戦が行われた。日本ハムは両リーグ10勝一番乗りをかけて、エース大谷翔平が先発のマウンドに上がった。

2015/07/03

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チームは8回に一挙4点

 立ち上がりに課題のある大谷は初回、先頭打者の西野に四球を与え、送りバントと四球の2死一、二塁からT-岡田に右中間ツーベースを打たれ先制点をあっさりと献上する。

 しかしオリックスの先発・松葉が大乱調。二つの四球と安打の1死満塁から押し出しの四球であっという間に日本ハムは同点に追いつく。ここで松葉はまさかの交代。わずか1/3回、温厚な福良監督代行が厳しい顔つきだったのが印象的だった。

 同点から流れを引き寄せたのは大谷のピッチングだった。
 2回から4イニング連続で三者凡退に退ける。ブレーキの利くカーブを織り交ぜ、ストレートは150キロ越えを連発。走者の出る雰囲気すらなかった。

 勝利を引き寄せるのが、エースの投球。4回裏、オリックス3番手の近藤から2四球を選ぶと、田中賢介が右中間二塁打で2点を挙げた。

 7回表、大谷が今季86イニング目で初のホームランを許すおまけがついたゲームにもなった。打ったのはT-岡田。インハイのストレートをライトスタンド上段に放り込んだ。

 結局、大谷は6回2/3、108球を投げて2失点。
 チームは追いつかれた直後の8回裏、オリックス7番手の前田から杉谷が投手強襲安打で勝ち越し。続くレアードがとどめの3ランで勝負は決した。

 オリックス投手陣は日本ハムに11四死球。打線が奮起して同点に追いつくも、粘り切れなかった。

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