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田中将大、楽天時代の恩師・野村克也氏の訃報に哀悼の意「出会い、ご指導は最大の幸運」

2020/02/11

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プロ1年目から指導受け成長の礎に

 ニューヨーク・ヤンキースの田中将大投手が11日、野村克也氏の訃報を受けて自身のツイッターを更新した。プロ入り1年目から指導を受けた恩師に対して、哀悼の意を表している。
 
 田中は駒大苫小牧高を経て2006年ドラフト1位で東北楽天ゴールデンイーグルスに指名され入団。当時監督だった野村氏の指導の下、プロ1年目から先発として1軍マウンドを経験した。そして1年目(2007年)から11勝を挙げる活躍を見せると、2年目(2008年)に9勝、3年目(2009年)に15勝を挙げ、野村氏が監督を務めている期間は計35勝をマークした。
 
 この野村氏との師弟関係が礎の1つとなり、田中はその後も楽天で活躍。5年目の2011年には19勝、7年目の2013年には開幕から24連勝の日本プロ野球新記録を達成しチームを球団史上初の日本一に導くまでに成長した。
 
 田中はこの日、野村氏の訃報を受け自身のツイッターを更新し以下の通りつづっている。
 
「突然の訃報に言葉が出ません。野村監督には、ピッチングとは何か、そして野球とは何かを一から教えていただきました。プロ入り一年目で野村監督と出会い、ご指導いただいたことは、僕の野球人生における最大の幸運のひとつです。どんなに感謝してもしきれません。心よりご冥福をお祈りいたします」
 
 同じく楽天で指導を受けた星野仙一さんに続く恩師の死に、精一杯の思いを言葉に込めた。
 
 田中は13日(同14日)からヤンキースのバッテリーによるスプリングトレーニングを迎える。オフにクリーニング手術を受けた右肘の経過は順調で、自身メジャーデビューから7年連続2桁勝利とチームのワールドシリーズ制覇へ向けて意気込んでいる。野村氏が天国で見守る中、愛弟子・田中の活躍に大いに注目だ。