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渡邉諒も勝負の年。内野のポジション争いを制するのは誰か?【えのきどいちろうのファイターズチャンネル#120】

いよいよキャンプがスタートした。サード候補の筆頭・ビアヌエバが加入し、今年のファイターズの内野陣はどのような陣容になるか興味深い。

2020/02/08

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熱い内野のレギュラー争い

 
 球春到来。ファイターズは沖縄キャンプだ。本稿執筆現在は第2クール2日目終了、いよいよ明日は初めての紅白戦が組まれている。新装成った「タピックスタジアム名護」のおかげで1、2軍の風通しがいい。生の情報がすぐ入るし、選手の入れ替えも頻繁に行われるだろう。アメリカで1軍キャンプを張ってた去年までと比べて、「国頭組」のハンデが少ないのじゃないか。アピール! アピール! 例年にも増してフレッシュな空気が横溢してるのを感じる。
 
 GAORAのキャンプ中継を見ていたら注目の内野ノックが始まった。真っ先に目が行くのは背番号44、新外国人ビヤヌエバだ。サード候補の筆頭。今シーズンの目玉補強でもある。打力が弱かったファイターズがビヤヌエバ加入で変わるかどうか。が、今は内野ノックだ。守備力のチェックだ。と、無難にこなしていた。安定感がある。フィーリングが驚くほどレアードに似ていた。飛び抜けて上手いというわけじゃないが、合格点だ。つまり、(横尾俊建や平沼翔太ら虎視眈々とサードを狙ってる側からすると)ビヤヌエバが守備で出遅れる目はなくなった。ワンチャンあるとすれば開幕からバッティングで出遅れるケースだ。かつてGAORA解説者の稲田直人氏はアンディ・グリーン、金子誠コーチはアルモンテとポジションを競わされ、見事に退けた。僕はもちろんビヤヌエバ補強が成功することを望むが、高い金が無駄になって結局、「横尾がモノになった年でした」という展開になってもいっこうに構わないのだ。
 
 内野ノックを見ていると平沼がとてもいい。解説の稲田さんが「足の動き」を褒めていたけれど、僕もおお、内野手っぽいなぁと感心した。かつてのセンバツ優勝投手はすっかり内野手の身のこなしだ。見れば見るほどスタメンで使いたい。今、出してやればグーンと伸びることがわかっている。が、内野のポジションは4つしかない。レギュラーを奪うのは並大抵ではない。
 
 セカンド渡邉諒も楽しみだ。去年は守備が課題に挙げられたが、これは練習すれば必ず良くなる。今年はセカンドのレギュラーを掴み、主力に成長するだろうか。それとも石井一成や杉谷拳士らと併用され、そこそこのシーズンを過ごすだろうか。渡邉諒のフィールディングを見ていて、突如、ここがカギだという思いにかられる。去年、きっかけを掴んだ若手、渡邉諒、平沼翔太、石井一成といったあたりが主力に成長するか、若手のままか。ここが今季、ファイターズのいちばんの見どころじゃないか。

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